5G のインターネットが導入されたこともあり、以前に比べスマートフォンで動画を視聴する方も多くなりました。
多くの方がYoutubeなどで動画を視聴していますよね。
Youtubeの需要が増えたことで、多くの動画が横向きで制作・視聴されています。
しかし、最近ではInstagramのストーリやTikTokなど縦型で動画を視聴する機会も増えてきています。
これらはスマホの需要が増え、スマホでの視聴に最適なフォーマットです。
今後はこの「縦型動画」の需要は増えてくると予想されます。
そこで今回は、縦型動画を取り入れるメリットや相性の良い動画、事例や縦型動画の作成におすすめの会社を掘り下げてみていきます。
- これから縦型動画を取り入れたい
- 縦型動画のメリットや実例を知りたい
- 縦型動画の作成におすすめの制作会社を知りたい
などと縦型動画に興味を持っている方は必見です。
目次
今注目されている縦型動画とは
縦型動画とはスマートフォンで向きを変えることなくフルスクリーンで再生ができる動画のこと。
これまではYoutubeを筆頭に横型動画のプラットフォームが多く、動画のサイズは16:9でしたが、縦型動画のサイズは9:16です。
横型動画をフルスクリーンで視聴するには、スマートフォンの場合、横向きにする必要があります。
スマートフォンの向きを変えずに横型動画を再生すると、動画は小さいままなので離脱率も高くなってしまうという点がデメリットです。
そもそも横型動画はパソコンで視聴することを前提に制作されていましたが、スマートフォンの普及によって、横型動画よりも縦型動画の方が需要が出てきているのです。
縦型動画のメリットは3つ
では縦型動画を取り入れることのメリットは何があるのか。
大きく分けると以下の3つあります。
- 差別化できる
- 画面サイズが300%上がる
- 完全視聴率が高い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
縦型動画のメリット①:差別化できる
縦型動画は徐々にSNSのタイムラインやキュレーターサイトなどで採用され始めています。
同時に従来の横型動画もこれまで通り採用されているので、その中で縦型動画はスマートフォンで視聴すると、向きを変えずにフルスクリーンで再生できるため、視聴者側にもインパクトを与えられます。
動画自体のクオリティを上げることも必要ですが、他の動画と差をつけることで差別化を図り注目度を上げることができるというのが1つのメリットです。
縦型動画のメリット②:画面サイズが300%上がる
先にお伝えした通り、スマートフォンで視聴する際、縦型動画は向きを変えずにフルスクリーンで再生できます。
サイズは横向き動画を向きを変えずに視聴する場合に比べ、300%もアップすると言われています。
視聴時のサイズが大きければ、細かなところまでこだわった動画やインパクトのある表現をしっかりと見てもらうことができるのもメリットです。
ただ動画によっては音声がメインであったり、縦型動画にする必要が無いものも存在します。
向き不向きがあるので、後ほどどのような動画が縦型動画に適しているのかご紹介するので併せてチェックしてみてくださいね。
縦型動画のメリット③:完全視聴率が高い
アメリカのマガジンUSA TODAYによると、縦型動画は横型動画に比べると完全視聴率が9倍以上にもなるようです。
日本でも「1世帯当たりのスマートフォン保持率はパソコンの保有率を上回った」という結果を総務省が2017年に発表しました。
スマートフォンで動画を視聴する際は縦型動画の方が見やすく好まれるので、最後まで視聴する確率も自然と高くなるのでしょう。
相性がある!縦型動画が向いている動画は?
縦型動画はどのジャンルの動画にも向いているわけではありません。
動画のターゲットや内容によっては縦型動画が不向きで、動画によっては離脱率が高くなってしまうこともあります。
- 女性がターゲットの動画
- 尺の短い動画
- ユーザー参加型の動画
これらの動画は縦型動画と相性が良いので、それぞれ見ていきましょう。
縦型動画との相性が良い動画①:女性がターゲットの動画
縦型動画は女性が良く見るSNSやメディアとの相性が良いです。
- C Channel
- Tik Tok
- Instgram(ストーリー)
このあたりは女性が日ごろからよくチェックしている動画です。
なぜこれらの動画が縦型動画になっているかというと、女性は手のひらが男性に比べて小さいので、スマートフォンを横向きにしたまま動画を見ると疲れやすく、抵抗感を持っています。
そういった理由もあり、女性がよくチェックしている動画は縦型動画にしていることが多いのです。
縦型動画との相性が良い動画②:尺の短い動画
縦型動画はスキマ時間や移動時間などに見ることが多いです。
片手で簡単に再生することができるので、ちょっとした時間にサクッと視聴したいというのが視聴者側の心理といえます。
そのため、ドラマや映画などの長時間のコンテンツよりも、短時間でチェックすることのできるヘアアレンジやメイクアップ、コーディネートなどのハウツー動画が最適でしょう。
縦型動画との相性が良い動画③:ユーザー参加型の動画
ユーザーの動画投稿を募集する参加型のキャンペーンにも縦型動画は最適です。
縦型の動画を見ることで、ユーザー自身が撮影しているような臨場感を与えることができます。
縦型動画であればユーザー自身も撮影や投稿がしやすくなるため、使われていることが多いでのす。
実際に取り入れられている縦型動画の事例
では実際にどのようなシーンで縦型動画を採用しているのか。
事例を見てみましょう。
ナチュラルな鈴木えみが可愛すぎる!『H&M HOUSE Forest』キャンペーン
ファッションブランドのH&Mが行った「ファッションを遊びつくす森 H&M HOUSE」のキャンペーン動画。
モデルの鈴木えみさんが実際に友達と過ごしている様子をより臨場感を出すため、縦型動画撮影しています。
全身コーディネートが見やすいだけでなく、女性が憧れるシーンをたくさん収録している点が成功のポイントといえるでしょう。
スマホからワンダーランドに迷い込む!?『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
ディズニー映画の実写版として話題となった映画の「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」の日本限定の宣伝動画です。
スマートフォンでの視聴を前提に構成が作られていて、ワンダーランドに迷い込んだかのような展開になっています。
普段、スマートフォンを使うようなカメラやアプリ機能を使ったストーリーになっているので、不思議な展開から目が離せなくなるユーザーが続出。
タテ型動画ならではの演出ですよね。
インスタドラマ「デートまで」
ファッションブランドの「Heather」がIGTVなどのSNSで配信したタテ型のショートドラマ。
公開4カ月で総再生回数120万回を突破しています。
ストーリー性はもちろん、ファッションコーディネートを縦型動画で見やすく参考に。
10~20代の女性の間で話題となり、ブランドのファンや入り上げの増加にもつながっています。
縦型動画の広告作成ならここがおすすめ!
タテ型動画に注目しサービスを提供しているおすすめの制作会社を4つご紹介します。
- サムシングファン
- Cinema Leap
- タテポン
- タテ型動画.jp
それぞれ詳しく見ていきましょう。
縦型動画の作成におすすめの会社④:サムシングファン
引用:サムシングファン
本記事を配信しているサムシングファンでは映像活用サービスをメインに提供しており、多くの企業様から動画広告のご依頼をいただいています。
縦型動画のご依頼を頂ければ、しっかりヒアリングを行い企画から撮影、編集まで担当させていただきます。
サムシングファンのおすすめポイント
- 専門ディレクターによるヒアリング
- 動画制作だけではなく活用法の提案も
- 2D・3Dアニメ、3DCG制作技術
サムシングファンの制作実績
縦型動画ではありませんが、サムシングファンがどのような動画を作成しているのかご確認いただけます。
縦型動画の作成におすすめの会社②:Cinema Leap
引用:Cinema Leap
Cinema Leapでは「タテムビ」という縦型のショートムービーの制作サービスを提供しています。
映画監督と映画スタッフによる良質なオリジナルストーリーを制作。
スマートフォンでの利用が多い、短尺フォーマットやTki Tok、Instgramのストーリーでの配信をメインに高いリーチを狙うサービスです。
Cinema Leapのおすすめポイント
- 映画監督・スタッフによる良質なコンテンツ
- スマホメインのタテ型×短尺フォーマット
- インフルエンサーの起用による拡散力
Cinema Leapの制作実績
縦型動画の作成におすすめの会社③:タテポン
引用:タテポン
タテポンは縦型動画の制作を専門に扱っています。
ただ動画を制作するだけではなく、モバイル広告市場で重要な「どのSNSやアプリに配信するか」などの広告展開に関してもパッケージで依頼することができます。
タテポンのおすすめポイント
- 動画1本3万円から制作
- 広告代理展開のパッケージもあり
- 作成~完成までは1週間から3週間
タテポンの制作実績
その他の制作実績はこちら
縦型動画の作成におすすめの会社④:タテ型動画.jp
引用:株式会社ジム
株式会社ジムが提供する縦型動画作成のサービスがタテ型動画.jpです。
タテ型動画をはじめ幅広いクリエイティブなサービスを展開しています。
料金設定は3つのプランだけとわかりやすく、要望に応じてオプションプランもあるので費用が心配な方にはおすすめです。
タテ型動画.jpのおすすめポイント
- 分かりやすい料金設定
- 撮影・編集・アニメーション作成などそれぞれの分野のプロが対応
タテ型動画.jpの制作実績
その他の制作実績はこちら
これからは縦型動画の需要が高まる!
スマホネイティブ世代と言われる、10~20代はテレビやパソコンよりもスマホで動画を視聴しています。
これからはすべてスマートフォンで完結できる時代になってくるでしょう。
そのような背景もあり、スマートフォンで見やすい縦型動画の需要は高まってくると予想されます。
今回はそんな縦型動画のメリットや向いている動画のジャンルなどをご紹介してきました。
縦型動画は特に女性がターゲットとなる、ファッションやメイク動画などの相性が良いので、すべての動画に向いているわけではありません。
どのターゲットにアプローチしたいかによっても採用するべき動画のスタイルは異なってくるので、事前の調査や目的などをしっかりと行い、動画を作成していくことが必要になるでしょう。