「人の声」をリアルに届ける「インタビュー動画」。
テレビCMのほか、ニュースやドキュメンタリーなどのテレビ番組で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
近年では、インタビュー動画は会社PRや商品・サービスの紹介にも取り入られています。
インタビュー動画を見て「こんな動画が撮りたい!」と思う人もいるでしょう。
そこで今回は、動画制作・編集初心者向けに、おしゃれでかっこいいインタビュー動画の編集・撮影方法をご紹介します!
目次
おしゃれでかっこいいインタビュー動画3選
YouTubeには思わず魅入ってしまうような、おしゃれでかっこいいインタビュー動画がたくさんUPされています。
ここでは、数ある動画の中から厳選した3つのインタビュー動画をピックアップしてみました。
今後の動画制作・編集の参考としてチェックしましょう。
【ソニー公式】若手社員インタビュー ~やりたいことを実現する ソニーへの情熱~
SONYのおしゃれな内観を挟みながら、複数の若手社員へのインタビューが進んでいく動画です。
社員同士が話している何気ない風景も挿入されているので、会社の雰囲気も伝わってきます!
タカラトミー「新卒採用ムービー」
おもちゃメーカーのタカラトミーがUPした新卒採用ムービーです。
若手社員が働いている様子を挟みながら、仕事のやりがい今後の夢をインタビューするという内容。
社員の生き生きとした表情が魅力的ですね!
インタビュー動画を作るメリット
CMやテレビ番組でもよく見かけるインタビュー動画。
ここでは、インタビュー動画を作るメリットを3つ解説します。
①求人募集:現場の様子を臨場感たっぷりに伝えられる
求人募集の際に使われるインタビュー動画では、現場の様子を臨場感たっぷりに伝えられます。
会社の外観や内観のほか、社員が働いている様子から社員の熱意まで、一つの動画でさまざまな情報を求職者に発信できるのも大きなポイントです。
②商品販売:顧客のリアルな感想を取り入れて購買意欲を掻き立てる
商品販売のインタビュー動画では、顧客の購買意欲を掻き立てるというメリットがあります。
実際に商品やサービスを使ってみた人のリアルな感想を取り入れることで、顧客の興味・関心を引き出します。
新規顧客の獲得にも効果的でしょう。
③会社紹介:会社の魅力を視覚的・聴覚的に伝えられる
会社紹介のインタビュー動画では、さまざまな視点で会社の魅力を伝えられるのがポイントです。
インタビュー動画では映像はもちろん、音声や文字など視覚・聴覚に訴える要素が詰まっています。
テキストや静止画だけでは分かりづらい部分も、分かりやすく伝えられるのは嬉しいメリットですね。
インタビュー動画を撮影するときに必要な機材
インタビュー動画を作る前に、まずは撮影・編集に必要な機材をそろえましょう。
インタビュー動画に必要な機材①カメラ
インタビュー動画では人の表情にしっかりとフォーカスすることが重要です。
そのため、ブレ防止機能や人物撮影(ポートレート)機能が強いカメラがおすすめです。
また、インタビュー動画を撮影する際は、屋内の小さな部屋で撮影するケースも考えられます。
そんなときは、広角単焦点レンズを使用してみましょう。
広角単焦点レンズは、カメラと対象物の距離が近くても遠くから撮ったような映像や写真が撮れる便利なレンズです。
単焦点レンズは背景をぼかすこともできるので、人物を強調して撮りたい場合にはぴったり!
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【シチュエーション別】最適な動画カメラはコレ!おすすめ8選
インタビュー動画に必要な機材②三脚
インタビュー動画では人が静止した状態で話す様子を撮影するので、カメラの固定は必須です。
三脚を使ってカメラを固定させれば、ブレがない綺麗な映像が撮れます。
三脚を購入する際は、カメラのサイズと一致するかどうか調べてから選びましょう。
スマホで撮影する場合は、スマホ用の三脚を購入してくださいね。
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スマホ用のおすすめの三脚はこれ!【選び方も重要】
インタビュー動画に必要な機材③マイク
マイクは大きく分けて2種類のものがあります。
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ガンマイク…離れた位置から特定の音を拾うマイク
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ピンマイク…服の襟に付けたり口元に固定したりするマイク
ガンマイクは感度が高く、音声をしっかりとキャッチしてくれるので、インタビュー動画には最適です。
ピンマイクのように、服の襟や口元に固定する必要もなく、自然な格好で撮影できるのも大きなメリットです。
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価格帯別!YouTuberにおすすめのマイク10選(2020年最新)
インタビュー動画に必要な機材④照明
部屋の電気だけでは、映像が暗くなってしまう可能性もあるので、インタビュー動画撮影の際は照明も用意しましょう。
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キーライト(メインの光)
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バックライト(後ろから照らす光)
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フィルライト(明暗調整のライト)
上記のライトを調整すれば、被写体の表情の印象も変わります。
仕上げたい動画のイメージに合わせて、ライトを調節していきましょう。
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Youtuberに照明は必須!おすすめの照明機材をご紹介
インタビュー動画に必要な機材⑤パソコン・編集ソフト
インタビュー動画を撮影したら、最後は編集ソフトを使ってパソコンで編集します。
編集ソフトは無料版・有料版がありますが、有料版の方がエフェクトや機能が充実しているのでおすすめです。
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【用途別】動画編集に使用する加工・編集ソフトの選び方
おしゃれでかっこいいインタビュー動画を撮影する手順とコツを紹介
それでは本題!
おしゃれでかっこいいインタビュー動画を撮影する手順とコツを解説します。
①動画の内容や構成を考える
動画を撮影する前に、まず動画の内容や構成を考えましょう。
内容や構成を考えずいきなり動画を撮影すると、まとまりのない印象の動画に仕上がってしまいます。
インタビュー動画に限らず、動画を作る際は「何を一番伝えたいのか」という部分をしっかりと定めるのがポイントです。
そこを到着点に設定してから動画の中身を考えれば「どんな内容を含めるべきなのか」が見えてくるでしょう。
動画の主旨 | 動画の内容・構成の例 |
商品紹介 |
・商品を購入した理由 ・商品の使用感、使ってみた感想 ・特に満足していること |
求人募集 |
・仕事内容 ・社員による志望動機 ・仕事のやりがい、今後の目標など |
会社紹介 |
・会社の歴史 ・会社の概要(サービス、商品) ・会社の目指すもの |
②インタビューする内容をあらかじめまとめる
インタビュー動画では、あらかじめインタビューする相手にインタビューの内容を伝えておきましょう。
インタビューする相手が回答を事前に用意することで、言葉に詰まったり考えたりする時間を削減できます。
③スタッフやインタビュー相手と打合せ&日程調整
インタビュー動画の構成やインタビュー内容が決まったら、スタッフやインタビュー相手と打合せをします。
動画のイメージや目的、一番伝えたい部分などを共有しましょう。
その後、撮影場所や日時を決めてから、撮影に臨みます。
撮影場所へのアポ取りもお忘れなく。
④撮影前にカメラの位置を決めておく
撮影する前に、カメラの位置をチェックしておきましょう。
カメラの配置のポイントは以下の3つです。
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インタビュー相手の目線から外れた位置に置く
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テロップや字幕の空間を意識して置く
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インタビュー相手の上半身が映る距離に置く
インタビュー相手の目線から外れた位置に置くことで、視聴者に圧迫感を与えることなく動画が撮影できます。
動画編集の際にテロップや字幕を入れる場合は、空間にゆとりを持たせるのがコツです。
インタビュー動画では、顔のアップは少なく、基本的には上半身が映る距離で撮影されています。
カメラの位置やレンズを調節して、適切な位置から撮影しましょう。
⑤ライティング・マイクセット
カメラが設置できたら、照明とマイクのセットをしましょう。
カメラと反対側からインタビュー相手の顔を照らすのが基本的なライティング方法です。
窓の光を取り入れると、よりクリアな映像が撮れます。
マイクはインタビュー相手の近くに配置することが多いのですが、感度の高いマイクなら多少距離が離れていても音声が拾えます。
マイクをインタビュー相手に近づけすぎるとマイクが画面に移り込んでしまうので、適切な距離を保つのがポイントです。
⑥撮影
撮影中、インタビュアーは相づちを打つのはNGです。
たとえ対談形式のインタビュー動画でも、「はい」「そうですね」などの頻繁な相づちは視聴者が耳障りに感じてしまいます。
相づちは避けて、インタビューに集中しましょう。
⑦編集ソフトで編集して完成
映像と音声が収録できたら、最後は編集ソフトで動画編集を行います。
フィルターやテロップ・字幕、BGMやカット編集などを済ませて、スタッフと最終チェックをしたら動画は完成です!
インタビュー動画をかっこよく編集するポイント!効果的なBGMやテロップとは?
インタビュー動画をおしゃれにかつかっこよく仕上げる編集のポイントをご紹介します。
さまざまなアングルで撮影する
冒頭で紹介したYouTubeのインタビュー動画を見た通り、インタビュー動画ではさまざまなアングルで撮影しています。
インタビュー相手の目線から外れた位置をメインにして、横・下・後ろから撮影した映像を挟むことで、単調な印象を避けよりスピード感ある映像に仕上がるでしょう。
インサーカットを有効活用する
インサーカットとは、映像の間に挟む別の動画・静止画を指します。
例えば、インタビュー動画の中で挿入されている社員が働いている様子や、おしゃべりをしている様子、会社の内観などが挙げられます。
特定の言葉を強調したり、映像に変化をつけたりする際にぴったりの編集方法です。
強調したい部分はテロップを工夫する
特定の言葉を強調したい場合は、大きなテロップやほかとは違う色・フォントのテロップを表示するのがおすすめです。
動画中にテロップを多用せず、最小限に抑えることでテロップの印象が強くなります。
また、字幕との違いを明確にするために挿入する位置を変えるのも効果的です。
複数のBGMを使う
一つのBGMだけを使うと、変化のない単調な印象になってしまいます。
場面に合わせてBGMを変えるだけで、躍動感のある印象になります。
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始めは明るいBGM
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シリアスな場面でBGMを止める(もしくは静かなBGMをかける)
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最後に壮大なBGMを流す
複数のBGMを使い分けることで、場面ごとに伝えたい内容がはっきりと伝わります。
コツをつかんでかっこいいインタビュー動画を作ろう!
かっこいいインタビュー動画を作るには、事前準備に加えて、カメラや照明、マイクなどのセッティングが重要です。
動画編集の際も、インサーカットを入れたり、複数のBGMを使ったりして、躍動感を演出するのも大きなポイントです。
今回ご紹介したコツを踏まえて、おしゃれでかっこいいインタビュー動画を作ってみましょう。
インタビュー動画の撮影や編集を検討されている場合は、サムシングファンにご相談ください!
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