「iPhoneで撮影した動画をトリミングしたいけれど、どうすればいいんだろう……」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
iPhoneの動画は、オリジナルの写真アプリでトリミングすることが可能です。
動画の前後なら切り取ることができ、操作も簡単なので、5分もあれば完了します。
とはいえ、初めて動画をトリミングするとき、その流れはなかなか分かりにくいですよね。
そこで今回は、
- iPhoneで動画をトリミングする方法
- iPhoneで動画をトリミングするときの注意点と対策
- さらに高度な編集におすすめのアプリ3つ
を紹介します。
「いきなり編集は難しい」と感じるかもしれませんが、ポイントを押さえるだけならハードルは高くありません。
まずはiPhoneでトリミングする方法から、ざっくりと理解しましょう!
目次
iPhoneで撮影した動画をトリミングする方法と流れ【オリジナルの写真アプリ】
トリミングとは動画の余白をカットし、切り出して編集すること。
また撮影した動画の必要ない部分を切り取って、つなげることも可能です。
ここでは、iPhoneで撮影した動画をトリミングする方法を5つのステップに分けて紹介しますね。
ステップ1:iPhoneのオリジナル写真アプリでトリミングしたい動画を指定、「編集」を選ぶ
まずはiPhoneの写真アプリを起動します。
そしてトリミングしたい動画を選び、右上にある「編集」をタップしてください。
編集を押すことで、トリミングできる画面に切り替わります。
ステップ2:動画の下部にあるフレームを長押しして、フレームの色が変わるのを待つ
画面が切り替わったら、動画の下にある白いフレームを長押ししてください。
するとフレームが白から黄色に変わるのですが、この色になるとトリミングができるようになります。
ステップ3:色が変わったらドラッグして、切り取りたい部分を指定する
黄色いフレームになったら、切り取りたい部分までフレームをドラッグさせましょう。
動画の前後に限られますが、不要な部分を切り取ることができます。
また最初はざっくりと切り取りたい部分までフレームを移動させることで、より細かく黄色い枠を動かせるようになります。
秒単位で編集したい人は、まず編集したい部分までフレームを動かしてみてください。
ステップ4:完了をタップし、トリミングを完成させる
トリミングが完了したら、右下にある「完了」をタップしましょう。
ステップ5:保存方法を選ぶ
すると、画像のように保存方法の選択画面が出てきます。
基本的には「新規クリップとして保存」を選ぶのがおすすめです。
新規クリップとして保存すると、元のオリジナル動画もそのまま残せるからです。
これでトリミングは終了。
意外と簡単なのではないでしょうか。
しかしトリミングができたとしても、編集したあとに「やっぱり元に戻したい……」と感じることもあるかと思います。
そこで次は、トリミングした動画を元に戻すことはできるのか、詳しく紹介します。
iPhoneの動画でトリミングしたあと、元に戻すことはできる?他の注意点は?
iPhoneで動画をトリミングするときの注意点や気になるポイントとして、
- 元に戻すことはできない
- トリミング中にエラーは発生することもある
- 真ん中のトリミングは難しい
の3つを解説しますね。
注意点1:トリミングした動画を元に戻すことは基本的に難しい
1つ目は「トリミングした動画を元に戻すのは難しいこと」です。
iPhoneで動画を編集するとき、基本的に元に戻すことはできません。
そのため、オリジナル動画を編集できるのは1度だけです。
そのあと編集された動画をさらに編集することは可能ですが、以前編集した部分は消えている状態になります。
対策:新規クリップとして保存して、オリジナル動画は残す
トリミングした動画を元に戻せないときの対策は、「保存方法を工夫すること」です。
先ほどお伝えしたように、1度編集した動画は元に戻せません。
しかし編集した動画を保存するとき、「新規クリップとして保存」を選ぶことでオリジナル動画も残すことができます。
「元に戻したくなるかも……」と感じた人は、オリジナル動画を残した状態で保存しましょう。
注意点2:トリミングしている最中にエラーが発生することがある
2つ目は「トリミングしている最中にエラーが発生するかもしれないこと」です。
iPhoneで動画を編集しているとき、エラーが発生すると動画が固まったり、データが消えてしまったりすることがあります。
すると、せっかく編集した動画が消えてしまうことも。
長い時間をかけて編集したものだと、ショックで落ち込んでしまいそうです。
対策:iPhoneの容量を確認し、必要ないデータを削除する
編集中にエラーが起きる原因は、「iPhoneの容量が少なくなっていること」が多いです。
容量が少ないとiPhoneの動きが遅くなるうえに、編集した動画を新しく保存するスペースもないからです。
そのため編集前に、iPhoneの容量が十分あるか確認しておきましょう。
目安は2G〜3Gほど、10Gもあれば十分です。
容量がいっぱいになったときは、写真のデータを移行させるのがおすすめ。
「Google Photo」などは無料で使用できるのでおすすめです。
注意点3:真ん中部分をトリミングするなど、一部シーンの削除は難しい
3つ目は「真ん中部分など一部シーンのトリミングはできないこと」です。
先ほどiPhoneでのトリミング方法を紹介しましたが、実はiPhoneの写真アプリでは、動画の前後しか切り取ることができません。
真ん中部分など、他の必要ないシーンの削除は難しいです。
対策:他の編集アプリを使用する
真ん中など一部シーンを削除したいときは、他のアプリを使用しましょう。
編集アプリを活用すれば、一部シーンの削除も可能です。
とはいえ、具体的にどのようなアプリを使えばいいのかは、なかなか分かりにくいものです。
そこで次は、iPhoneで撮影した動画の編集におすすめのアプリを紹介します。
【iPhone向け】動画をトリミングするのにおすすめのアプリ4つ
ここからは、iPhoneにおすすめの編集アプリとして、
- CapCut
- iMovie
- ビデオスミス
- InShot
の4つを紹介しますね。
アプリ1:CapCut
出典:CapCut
CapCut(キャップカット)は簡単な操作と豊富なフィルター・エフェクトが魅力の動画編集アプリです。
初心者でも手軽に操作できるカット編集機能はもちろん、逆再生・速度変更も可能です。
通常のフィルターはもちろん、美顔フィルターも搭載されています。
著作権フリーの音楽も挿入できるので、別のサイトやアプリで音楽をダウンロードする手間も省けます。
スタンプ機能やテキスト機能を利用すれば、躍動感あふれる動画ができあがるでしょう。
そのほか、次のような機能も利用できます。
- チュートリアルから直接動画が作成できる
- 最大6人のファミリーメンバーで利用できる
- 日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、英語、韓国語に対応
多言語に対応している部分も大きなポイントですね。
アプリのダウンロード先
iOS端末・Android端末の両方に対応しているので、お手持ちの端末に合ったダウンロード方法を選んでください。
アプリ2:iMovie
出典:iMovie
iMovieは、iPhoneに初期からダウンロードされているアプリです。
オリジナルの写真アプリよりも、音楽の挿入などさらに高度な編集が可能です。
おすすめポイントは、以下の通り。
- ビデオフィルタを10種類用意
- 操作は簡単で分かりやすい
- 編集した動画をユーザーのコミュニティに投稿可能
iPhoneはもちろんMacでも利用できるので、自分が使いやすい方を選んで編集してみてください。
アプリのダウンロード先
iPhone専用なので、Androidのアプリはありません。
アプリ3:ビデオスミス
出典:ビデオスミス
ビデオスミスは無料でさまざまな編集ができるアプリです。
動画の編集に必要な機能のほとんどが搭載されています。
おすすめポイントは、以下の通り。
- トリミング操作はiPhoneの写真アプリとほとんど同じ
- 加工機能は動画の回転、切り抜き、字幕とBGMの追加などが可能
- InstagramなどSNSへのシェアにも対応
ただし動画の右下にビデオスミスのロゴが入るので、ご注意ください。
ロゴやマークの挿入などが気にならない方におすすめです。
アプリのダウンロード先
こちらもAndroidアプリはありませんので、ご注意ください。
アプリ4:InShot
出典:InShot
InShotは主にInstagram、YouTube、TikTokの3つの仕様にあわせた編集アプリです。
この3つのSNSをよく使う人は、編集から投稿までこのアプリのみで完結するでしょう。
おすすめポイントは、以下の通り。
- 操作が直感的で慣れやすい
- 動く絵文字やテキストの挿入も可能
- ヴィンテージ風のフィルターでおしゃれな加工が実現
アプリなどを使いながら動画編集を覚えていきたい人におすすめです。
アプリのダウンロード先
こちらはAndroidにも対応しているので、多くの人が利用できるでしょう。
動画編集におすすめのアプリについて、詳しくは以下の記事でも紹介しています。
気になる人は、あわせてチェックしてみてくださいね。
「YouTubeの動画編集に役立つおすすめアプリ9選と使い方まとめ」
iPhoneの動画をアプリでトリミングして、より高度な動画を作成しよう
今回は、iPhoneで動画をトリミングする方法を解説しました。
おさらいすると、トリミングする流れは以下の通りです。
- iPhoneのオリジナル写真アプリでトリミングしたい動画を指定、「編集」を選ぶ
- 動画の下部にあるフレームを長押しして、フレームの色が変わるのを待つ
- 色が変わったらドラッグして、切り取りたい部分を指定する
完了をタップし、トリミングを完了させる - 保存方法を選ぶ
- 保存して完了
ただしiPhoneオリジナルの写真アプリでは、真ん中など一部シーンの削除はできません。
そのため、さらに高度な編集を希望する人におすすめのアプリとして、以下の4つを紹介しました。
- CapCut
- iMovie
- ビデオスミス
- InShot
上記のアプリを使うことで、フィルターの挿入やSNSのシェアなども実現します。
今回の記事を参考に、iPhoneで動画のトリミングや編集に挑戦してみてくださいね。
また動画の編集作業は、トリミングだけではありません。
例えばBGMの挿入や字幕の追加などの加工機能の使い方、さらには編集の流れを大まかにでも理解することで、より人気の動画を作り出すことが可能です。
さまざまな編集作業を習得したい人は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。