「動画広告ってどんな効果があるんだろう……」
と考えている人は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、動画広告は「ターゲット層の拡大」「コスト削減」などの効果があります。
実際に動画広告の市場規模は2019年で約2,592億円にものぼり、これからもさらに増えることが予想されています。
動画広告を配信する媒体をしっかりと見きわめれば、商品やサービスの認知度アップ、売上アップが期待できます。
とはいえ、具体的な効果や購買につながる理由などは、なかなか分かりにくいですよね。
そこで今回は、
- 動画広告の効果
- 動画広告の効果が高い理由
- 動画広告を使う目的
- 代表的な動画広告4つ
- 参考の動画広告
を順に紹介します。
最後にサムシングファンで制作した事例も紹介しますので、動画広告のイメージをつかむのにお役に立てれば幸いです。
目次
動画広告を活用したときに期待できる3つの効果
最初に、動画広告の効果として、
- 自社製品の魅力を映像と音を使って短時間で伝えられる
- より多くの世代に商品やサービスを知ってもらえる
- 低価格で広告を作れるのでコスト削減につながる
の3つを紹介します。
効果1:自社製品の魅力を映像と音を使って短時間で伝えられる
1つ目は「自社製品の魅力を映像と音を使って短時間で伝えられる」です。
動画広告は映像と音楽を使って、商品やサービスの魅力を伝えますよね。
今までの広告は文章がメインだったので、情報量に限りがありました。
動画なら映像と音楽で多くの情報を、さらには数秒から数分の短い時間で発信できるので、より伝わりやすくなります。
効果2:より多くの世代に商品やサービスを知ってもらえる
2つ目は「より多くの世代に商品やサービスを知ってもらえる」です。
動画広告は、SNSなどWeb上で活用されることが多いです。
そしてSNSは、主に10〜20代の若い世代に使われています。
今までのテレビCMなどでは、発信できる世代に限界がありました。
動画広告であれば若年層にアピールしやすく、自社のターゲット拡大などが期待できます。
効果3:低価格で広告を作れるのでコスト削減につながる
3つ目は「低価格で広告を作れるのでコスト削減につながる」です。
動画広告は、他の広告ほど費用がかかりません。
テレビCMなら80万円ほどかかるところ、例えばYouTubeの動画広告であれば10万円から制作可能です。
コスト削減が実現し、より多くの利益を得ることにつながります。
動画広告の効果はなぜ高い?その理由は?
続いては、動画広告の効果が高い理由を見ていきましょう。
また動画広告の市場規模や、実際に使われているSNSなども紹介しますね。
スマホでYouTubeやInstagramなどSNS上の動画を見る人が増えた
まずこの10年ほどで、スマートフォンの使用率が高くなりました。
スマートフォンが普及したことで画面が大きくなると同時に、通信速度も早くなっています。
そのぶん動画を見る人や機会も増え、特に10〜20代の若い世代に普及しています。
またスマホと同時に、YouTubeやInstagramなどSNSのユーザー数も増加しました。
その中で動画コンテンツがよく投稿されるようになったことで、広告も文章から動画へと変化しています。
動画広告と静止画広告(テキストバナー)との違いにも理由がある
また今までの静止画広告から動画広告に変わったことでも、効果は高くなっています。
その理由は「動画広告の情報量の多さ」にあります。
動画広告と静止画広告の違いは、以下の2点。
- 動画広告の方が情報量が多い
- 作成の難易度は高いが、興味を持たれやすい
動画広告は映像と音楽を使うのに対して、静止画広告は文章しか使用できません。
そのぶん動画の方が情報量が多く、商品やサービスの魅力も伝わりやすいです。
広告の作成に時間はかかりますが、効果が高いのは動画になります。
動画広告の市場は約2,592億円にものぼる
先ほど動画の利用率が高まっているとお伝えしましたが、実際に動画広告の市場規模も大きくなっています。
サイバーエージェントの調査によると、2019年における市場規模は約2,592億円でした。
【動画の市場規模】
スマホ | 2,296億円 |
PC | 296億円 |
合計 | 2,592億円 |
【出典】株式会社サイバーエージェント「サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施」
上記のように、スマホの方が圧倒的に市場規模は高いことが分かります。
動画広告の活用におすすめのSNS
動画広告は、主に以下のSNSでよく活用されています。
- YouTube
またその他にも、キュレーションサイトなどでも使われることがあります。
動画広告を使う目的と具体例
動画広告とは、映像と音楽を通して自社商品やサービスを伝えることです。
実際にどんな目的で使われるのか、見ていきましょう。
動画広告の目的はブランディングや認知拡大、購入の後押しなど幅広い
動画広告は、主に以下3つの目的で使われることが多いです。
目的 | 目標 | 内容 |
商品のブランディング |
商品やサービスの |
富裕層の男性が 高級車を使用している |
認知度アップ |
興味を引く内容で |
インフルエンサーに 商品を使ってもらう |
購入促進 |
商品やサービスの使用シーンを流し、 |
女優やタレントが 商品を使用する |
動画広告の活用には企業ごとに何らかの目的がありますが、その目的によって動画広告の種類を使い分けることも多いです。
次でその種類を紹介します。
代表的な4つの動画広告と効果が高い種類
動画広告の中から代表的なものを4つ、そして最も効果が高いものを紹介します。
代表的な動画広告
一般的に使われている動画広告として、
- インストリーム広告
- インスクロール広告
- インバナー広告
- オーバーレイ広告
の4つを紹介します。
動画広告の種類1:インストリーム広告
インストリーム広告とは、動画と同じ画面サイズで表示される広告です。
映像がスタートする前や途中で表示されるので、ユーザーの目には止まりやすいです。
代表的なのがYouTube。
上記のように、再生したい動画をクリックすると、本編の前に放送されます。
スキップできるものでも数秒間は表示されるので、認知度は高まりやすいです。
動画広告の種類2:インスクロール(インフィード)広告
インスクロール広告とは、Webページや記事を閲覧しているときに表示される広告です。
ユーザーが記事内の広告画面に到達したら自動で再生されます。
代表的なSNSはFacebook、Instagram、Twitter。
例えばFacebookでは以下のように表示されます。
注意点として、ユーザーが動画広告のところまで読み進めなければ、広告が再生されることはありません。
また正しく表示される必要があるので、スピーディーな通信環境なども必要となります。
ただし動画コンテンツ以外の場所で表示できるので、ターゲット層の拡大などに役立ちます。
動画広告の種類3:インバナー広告
インバナー広告とは、Webページ内で表示される広告です。
ホームページの左右端など目立たないところに表示されますが、ユーザーの検索ニーズをもとに広告を表示してくれます。
上記の写真でいうと、右端にある確定申告の広告です。
ニーズに沿って広告を表示できるので、購買率などは高くなりやすいです。
動画広告の種類4:オーバーレイ広告
オーバーレイ広告とは、特定のWebページを表示したときに画面下部に表示される広告です。
常に同じ位置に固定されているので、ユーザーの目には止まりやすくなります。
ただしオーバーレイ広告は、数年前から禁止される動きが強まっています。
というのも常に画面に表示されることからユーザーは誤タップすることが多く、「なるべく表示しないでほしい」と感じている人が少なくありません。
ユーザーに嫌がられることが多いので、使用する企業はほとんどいないのが現状です。
最も使われているのは「インストリーム広告」
サイバーエージェントの調査によると、2019年に最も活用されたのは「インストリーム広告」でした。
金額 | |
インストリーム | 1,079億円 |
インフィード | 1,036億円 |
インバナー | 157億円 |
その他 | 320億円 |
【出典】株式会社サイバーエージェント「サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施」
ここまで動画広告について解説しました。
最後に、実際にどのような動画広告が制作されているのか、事例を紹介します。
動画広告で高い効果を得られた企業や活動の事例一覧
動画広告の事例として、サムシングファンで担当させていただいた
- 婚活フリーパス様
- Canbus様
- 甲南女子大学様
の3つを紹介します。
事例1:婚活フリーパス様【サービス紹介】
婚活パーティーの定額サービスなどを提供する「machikon JAPAN様」の広告です。
WebページとSNSのふたつの広告を制作し、テンポよく見れる内容にしました。
事例2:Canbus様【サービス紹介】
IT経営促進のクラウドデータベース「Canbus様」のSNS用PR動画です。
サムシングファン所属ライバーを主演に、「経営が見えてくる」というテーマで制作しています。
事例3:甲南女子大学【ブランディング】
甲南女子大学様のブランディング動画を、実際の学生さんをモデルに制作しました。
特定の顕在ユーザーだけに広告を届けることを目的としています。
<その他の実績はこちら!>
「Movie works 制作実績」
効果の高い動画広告によって、自社商品やサービスを広める
今回は、動画広告の効果や理由、活用の目的などを解説しました。
おさらいすると、動画広告では以下3つの効果が期待できます。
- 自社製品の魅力を映像と音を使って短時間で伝えられる
- より多くの世代に商品やサービスを知ってもらえる
- 低価格で広告を作れるのでコスト削減につながる
動画広告が普及した理由は「スマホとSNSの普及」。
特に10〜20代の若者の利用率が高いので、動画広告を活用することで、若年層のターゲットにアプローチできることも少なくありません。
そして動画広告の目的として、以下の3つをお伝えしました。
- 商品のブランディング
- 商品やサービスの認知度アップ
- 購入促進
ブランディングや認知度アップなどさまざまですが、自社の目的に合わせて動画広告を活用してみましょう。
またサムシングファンでは、動画マーケティングツール「Dooonut」も提供させていただいております。
「動画を活用するのが初めて」「動画の効果はどうやって分析すれば良いんだろう……」という方は、Dooonutの活用も検討してみてください。
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