オンライン上でセミナーを受けられる「ウェビナー」。
在宅や移動時などでもスマホがあれば受講できるその気軽さが魅力です。
しかし、一部の話を聞き逃してしまったり、あとから見返したいと感じたりしてしまった方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのがウェビナーの録画です。
「ウェビナーってそもそもなに?」
「ウェビナーを録画して復習に役立てたい」
「ウェビナーの録画はどうすればいいの?」
といった方のために、今回はウェビナーの録画の方法について詳しく紹介していきましょう。
目次
そもそもウェビナーとは?
本題について触れる前に「ウェビナー」について改めて紹介しておきましょう。
ウェビナーとは「Web + セミナー」を組み合わせた造語で、インターネットを使って受講するスタイルのセミナーの総称です。
ウェビナーには同じような意味を持つ言葉がいくつかあり、
- オンラインセミナー
- ネットセミナー
- ウェブセミナー
などとも呼ばれます。
ウェビナーは従来のオフラインセミナーよりも
- 開催コスト
- 受講の気軽さ
- 受講可能な人数
の点で優れており、非常に注目されています。
主催者にとっては集客しやすくローコストで開催でき、受講者にとっては移動せずパソコンやスマホがあれば受講できるというメリットがあ流ので、ウェビナーは双方にとっていいこと尽くめといえるでしょう。
ウェビナーには、
- ビデオチャットのようにライブ配信をする「リアルタイム配信型」
- 録画して編集してから配信する「録画配信型」
の2つがあります。
「録画配信型」の場合は、アップロードされた動画を見たいときにアクセスできるので、ユーザビリティに優れますが、「リアルタイム配信型」の場合はライブ配信なので、いつでも見られるわけではありません。
リアルタイム配信型のウェビナーは録画しないともったいない
「リアルタイム配信型」のウェビナーの場合、普通に受講するだけではもったいないというのが正直なところで、録画しておくのがおすすめです。
ウェビナーを受講した経験がある方なら、講演内容を一度ですべてを聞ききるのは難しいと感じたことはないでしょうか?
貴重な時間を割いてウェビナーを受講したのに、「重要な内容を聞き逃してしまった」「理解が追いつかなかった」となってしまうとウェビナーを受講した意味があまりありません。
そこで有効なのがウェビナーの録画です。
ウェビナーを録画しておけば、聞き逃してしまったところのみを見返せますし、適度に期間をおいて見返せば講演内容をより記憶に定着できます。
「リアルタイム配信型」のウェビナーを受講するのであれば、録画をするメリットは非常に大きいといえるでしょう。
ウェビナーの配信ツールには録画できるソフトがある
ここからは、ウェビナーを録画するにはどうすればいいのかについて解説していきましょう。
ウェビナーは、配信ツールを利用して視聴する必要がありますが、たくさんの種類があり、それぞれで仕様が異なります。
はじめに紹介しておきたいのが、配信ツールの中には録画機能を搭載しているものがあるという点です。
この方法は最もシンプルで確実な方法なので、開催されるウェビナーがここで紹介する配信ツールを利用しているなら、録画機能を利用するのがおすすめです。
配信された内容を録画する機能がある配信ソフト・ツールの中でも代表的なものが「Zoom」です。
Zoomはビデオ会議ツールとして有名ですが、ウェビナーツールとしても優秀なため、広い分野で利用されています。
Zoomはデフォルトで、ローカルコンピューター、もしくはクラウドストレージに録画が可能です。
録画ボタンを押すだけでかんたんに録画ができるので、Zoomで開催されるウェビナーならこの機能を積極的に利用しましょう。
Zoom以外のツールでも録画機能がついている場合があるので、録画機能がついているなら積極的に利用してみてください。
ウェビナーを録画できない配信ツールの場合はパソコン画面を録画する必要がある
先程紹介した配信ツールで録画ができるというのは少数派で、残念ながら録画までできるソフトはそこまで多くありません。
録画ができない配信ツールの場合は、別のソフトを使ってパソコンの画面と音声を録画する必要があります。
録画ソフトも色々なものがありますが、パソコンの環境面で注意しておきたい点については共通する部分があるので、解説しておきましょう。
パソコンの画面を録画する際に気をつけたい点
パソコンの画面を録画する際に注意しておきたい点は
- パソコンの処理能力
- ストレージの容量
などがあげられます。
ウェビナーは当然動画での配信となるので、ウェビナーを視聴しながら録画をしなければなりません。
そのため、パソコンの処理能力が足りないと処理が追いつかなくなってしまって、肝心の配信がカクついてしまったり、途切れてしまったりする可能性があります。
最新のデスクトップパソコンならそこまで気にする必要はありませんが、事務用途のパソコンや古いパソコンを使用しているなら要注意です。
「録画ソフトの動作+ウェビナー視聴」の2つの処理を平行する必要があるので、使用するパソコンが録画ソフトの推奨スペックよりも余裕を持ったスペックかどうかは事前に確認しておきましょう。
また、ウェビナーを録画する際には、パソコンのストレージ容量(HDD、SSD)に余裕が必要です。
なぜなら、動画はデータ容量が大きくなりやすく、長時間の録画が前提となるウェビナーでは相当なストレージを専有してしまうからです。
そのため、ウェビナーの視聴前には、容量がストレージ容量に空きがあるかどうか十分確認しておくことをおすすめします。
高画質での保存は見やすくて快適に視聴できますが、高画質で保存すると驚くほど容量を専有してしまう可能性があるので注意しましょう。
保存する際は、HD画質(1280×720p)程度にしておくと画質もそこそこにファイル容量も程よく抑えられます。
ウェビナー時にパソコンの画面を録画できるおすすめソフト3選
ここからは、パソコンの画面を録画できるおすすめのソフトを3つ厳選して紹介していきましょう。
今回紹介するのは
- ShowMore
- FlashBack Express
- フリーオンラインPC画面録画ソフト
の3つです。
それでは見ていきましょう。
ShowMore
出典:ShowMore
- ソフトフェア:無料(Proは有料)
- 対応OS:Windows 7/8/8.1/10
- 録画可能時間:無制限
- 保存形式: MP4、WMV、AVI、アニメーションGIF
ShowMoreに搭載された画面録画ツールを使用すれば、かんたんにパソコンの画面を録画できてしまいます。
ShowMoreでは、録画中にテキストや図形などもいれられるので、ウェビナーを視聴しながら注釈を入れられるのも良いところ。
ShowMore最大の強みは、録画した動画ファイルをアップロードし、ShowMore独自のクラウドストレージに保管できる点にあります。
FlashBack Express
- ソフトフェア:無料(Proは有料)
- 対応OS:Windows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10
- 録画可能時間:無制限
- 保存形式:MP4、AVI、WMV
FlashBack Expressは、「FlashBack Pro」の機能が制限された無料で使用できる録画ソフトです。
機能が制限されたとはいえ、画面と音声を録画するだけなら全く問題ありません。
FlashBack Expressでは、録画した動画をYouTubeにアップロードする機能が搭載されており、共有するのもかんたんです。
保存する際の拡張子もMP4、AVI、WMVの3つから選べ、環境にあったファイル形式で保存ができます。
フリーオンラインPC画面録画ソフト
出典:Apowersoft
- ソフトフェア:無料(Proは有料)
- 対応OS:ブラウザ動作
- 録画可能時間:無制限
- 保存形式:MP4, WMV, AVI, FLV, MPEG, VOB, ASF, GIF
「フリーオンラインPC画面録画ソフト」は、ブラウザで動作するタイプの録画ソフトのため、起動までがとてもかんたんなソフトです。
起動用ツールのインストールさえできてしまえば、録画モードと録画範囲を指定して録画を開始するだけで、かんたんに録画を開始できてしまいます。
Webサイト型の録画ソフトのため、ソフト本体をインストールする必要がなく、あまりパソコンにソフトをインストールしたくないという人には最適な選択となるでしょう。
録画しながらリアルタイムに画面に絵を描いたり、テキストを記入したりもできるので、要点を動画内にまとめたいという方にも最適です。
ウェビナーを最大限活用するには?
ウェビナーはこれからますます発展していくことが考えられ、新人研修などでも活用されることが予測されます。
機会が増えるのであれば、ウェビナーを活用できるように最大限準備しておきたいですよね。
そんなウェビナーの効果を最大限に発揮するためには、ウェビナーを録画しておくのがベストといえるでしょう。
ウェビナーを録画するには、ウェビナーの配信ツールに録画機能が搭載されている場合は録画機能を積極的に使い、録画機能がない場合は今回紹介した録画ツールを使用してみてください。
録画ツールを使ったウェビナーの録画は難しいものではないので、ぜひ一度使ってみてください。
容量がいっぱいで最後まで録画できていなかったなんてことのないように、ストレージの空き容量もウェビナーの前にチェックしておくとベストです。
ウェビナーの録画・録音は主催者や著作権者の許諾を得て行うようにしてください。
また、著作権者の権利を侵害しないようご注意ください。
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