YouTubeの動画広告や、「Twitter」「TikTok」「Instagram」などのSNSでよく見かける15秒動画。
「スキップしようと思ったのに、ついつい見てしまった」なんて経験はありませんか?
15秒動画は短い分、視聴者の印象に残りやすいため、非常に効果的な「PR」となります。
会社の広告や自己表現として動画を編集する際は、15秒動画がおすすめです。
しかし、中には「15秒動画の作り方が分からない」「バズる動画を作りたい!」という人もいるでしょう。
そこで今回は、バズる15秒動画の作り方をご紹介します!
話題の動画やおすすめのアプリも紹介するので、動画編集を検討している人はぜひチェックしてみてください。
目次
30秒より効果的?15秒動画の魅力とバズった動画まとめ
15秒動画の作り方の前に、まずは15秒動画の魅力について確認していきましょう。
この項目では、「なぜ”15秒”にこだわるのか」「話題の15秒動画」についてご紹介します。
短いからこそ目に留まる!15秒動画の魅力
YouTubeの動画広告のうち、ノンスキップ広告(スキップできない広告)の最大再生時間は15秒に設定されています。
動画投稿アプリ「TikTok」の撮影時間も基本的に15秒ですし、Twitterで話題になる動画もほとんどが15秒以内です。
ちなみに写真投稿アプリ「Instagram」のストーリー機能も「15秒」に設定されています。
なぜ「15秒」なのでしょうか?
それは、短い時間の方が視聴者が集中して動画を視聴できるからです。
情報社会の現在、私たちはインターネットでの「待ち時間」にかなりナーバスになっています。
スマホを開いてインターネットの接続が少し遅れただけで、イライラすることってありませんか?
YouTubeで動画を見ようとして、広告が30秒も流れようものなら「動画を見る気が失せた」と動画を閉じてしまう人もいるでしょう。
いくら面白い動画でも「動画の盛り上がる部分だけ見て、あとは見ない」という人もいます。
しかし、15秒という短い時間であれば30秒よりも短く、内容も凝縮されるため視聴者の注目を集めやすくなるのです。
最近は「動画広告は6~10秒がよい」という声も挙がっています。
ただ、動画編集初心者の場合、6~10秒以内に内容を突き詰める作業は逆に難易度が高いんです…。
バズる動画を作りたいなら30秒でも10秒でもなく、15秒がおすすめです。
【参考】Display Specs ヘルプ「動画広告のしくみ」
YouTubeで話題になったおもしろ系15秒動画広告
ここからは、動画投稿サイトで話題になった15秒動画をご紹介します!
バズる動画のお手本としてチェックしていきましょう。
まずはYouTubeにて投稿されたおもしろ系の動画がこちら。
中毒性のあるダンスに注目!TikTokの15秒動画
続いてはTikTokに投稿された話題のダンス動画をご紹介します。
@31507775401
企業が本気を出した!Instagramの15秒動画
花王のヘアケアブランド「PUAN(ピュアン)」がプロモーションとしてInstagramに投稿した広告です。
Instagramらしい、おしゃれでかわいらしい雰囲気で、ブランド認知度や購入意向をアップさせることに成功しました。
https://www.instagram.com/p/Bgx6Qh6AEwa/
バズる15秒動画&広告の作り方
それでは、いよいよ15秒動画の作り方と手順について解説します。
バズるコツや目に留まる広告のポイントもあわせてご紹介するので、これから動画編集を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
①動画のテイストを決める
まずは動画のテイストを決めましょう。
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おもしろ系…ネタ、コント、アクティブ、ものまね
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可愛い系…動物、ファッション、メイク
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怖い系…心霊、モンスター、ストーリー仕立て
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ダンス系…人気のアーティストの楽曲を使用、コピーダンス、オリジナルダンス
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音楽系…歌、楽器、作曲
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商品紹介系…食べ物、家具・家電、電子機器、サービス
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ホームビデオ系…料理、掃除、生活の知恵
- ビジネス系…ビジネスサービス、ビジネスに関する商品紹介
人気の動画をたくさん見れば、「こういうテイストの動画が撮りたいな」とイメージがつかみやすくなります。
歌や楽器、スポーツや料理など、自分の特技を動画に取り入れてみるのもおすすめです。
広告動画作成の場合は、紹介したい商品・サービスを軸にしつつ「何を一番伝えたいのか」という点にフォーカスして構想を練っていきましょう。
②アプリをインストールする
動画のおおまかなイメージが湧いたら、次はアプリをダウンロードしましょう。
動画作りで必要なアプリは「動画投稿アプリ」「動画編集アプリ」の2種類です。
動画の投稿先のアプリによって視聴者層が変わるため、より自分の動画のイメージに合った動画投稿アプリを選ぶのがポイントです。
例えば、YouTube・TikTok・Instagramに投稿する場合、視聴者層のイメージは次の通り。
動画投稿アプリ(サイト) | 視聴者層のイメージ | 投稿するならこんな動画 |
YouTube |
年齢層、目的が幅広い |
おもしろ系~ビジネス系まで、さまざまなテイストの動画 |
TikTok | 年齢層は低め(中高校生~大学生が中心) |
・おもしろ系 ・かわいい系 ・怖い系 ・ダンス系 ・音楽系 |
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年齢層は若干高め(20代~40代が中心) 主婦の利用も多い |
・ファッション、メイク・コスメ、料理、日常、商品紹介など |
上記の例で言えば、年齢層が低いTikTokに、ビジネス系や金融系の動画を投稿しても、あまり再生されません。
つまり、ターゲット層にマッチした動画や広告を投稿することが大切なのです。
一方、動画編集アプリは基本的に自分が使いやすいと思ったものなら、何でもOKです。
ただ、動画編集アプリには有料版・無料版や、エフェクトや効果が課金制の場合があるため、ダウンロードの際はしっかりとチェックしましょう。
おすすめの動画編集はアプリは以下の記事をチェックしてみてくださいね。
【口コミあり】動画編集アプリのトップ10はこれ!選び方のポイントも紹介
③初心者は3段構成がおすすめ
アプリをダウンロードしたら、試しに動画を撮影してみましょう。
初心者の場合「まず何を撮ればいいか分からない」「構成が思い浮かばない」と悩んでしまうこともあるでしょう。
そんなときは「3段構成」がおすすめです!
3段構成とは「動画内容が3段階に分かれていること」を指します。
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状況設定…自己紹介
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葛藤…悩み、困りごと、新たな出会い
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解決…悩みが解決、ハッピーエンド、未来への期待感
基本的に、30秒~1分の動画広告や長編動画は「起・承・転・結(4段構成)」のストーリー仕掛けとなっています。
しかし、15秒という短い間で4段構成を取り入れるのは困難です。
3段構成なら、15秒の間でもスムーズに簡単に組み込めるため初心者も挑戦しやすいでしょう。
広告の場合はキャッチーな言葉とシンプルな内容が◎
動画広告を制作するときは、「いかにユーザーの興味を惹き付けるか」「商品やサービスのよさをピンポイントで伝える」という部分がポイントです。
例:ドリンクの広告
悪い例:○○(原材料)と○○(原材料)が混ざって美味しい!〇キロカロリーでサイズは〇ミリリットル、価格は~…
よい例:○○(原材料)と○○(原材料)って合わないって思ってませんか?実は…合うんです!
平凡な内容ではユーザーの興味は引き出せませんし、情報量を詰め込みすぎては「何を伝えたいのか」が不透明になってしまいます。
つまり、ユーザーの注目を集め記憶に残りやすい「キャッチーな言葉」と、商品やサービスのイチオシポイントが分かる「シンプルな内容」がバズるカギなのです!
④ギャップ&誰もやっていないことを取り入れる
バズる動画を作るコツは、「ギャップ」「誰もやっていないこと」を取り入れることです。
もちろん、話題の動画を参考にするのも一つの方法ですが、内容が酷似していると「新鮮味がない」「オリジナリティがない」と思われてしまいます。
バズる動画に共通しているのは「驚き」や「感動」などの強い感情や「面白そう」「最後まで見てみたい」という関心を引き出すパワーがあることです。
動画の内容が思い浮かばないときは、前項でご紹介した3段構成のテンプレートをアレンジして、オリジナリティあふれ内容に設定してみましょう。
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目を引く状況設定…珍しい場所、服装、人物
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予測不可能な転機…思わぬ人物・物体の出現
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予想外の結末…予想を上回る派手な終わり方、大事件
初心者の場合は「流行のトピックス(歌やダンス、食べ物や商品)」に、珍しいトピックスをプラスするのがおすすめです。
⑤編集して拡散
動画を編集したら、最後に拡散しましょう。
拡散なしに「バズり」はありません。
できるだけ多くのSNSアカウントに動画を掲載しましょう。
手っ取り早くバズるためには、アプリやサイトの「おすすめ」に掲載されるのが効果的です。
ただし、アプリやサイトによっては「おすすめ」に選ばれるためには条件が必要になります。
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動画投稿頻度が高い
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動画回数が多い
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動画本数が多い
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フォロワーが多い
つまり、バズる動画を作る前には「バズりやすいアカウントを運営すること」が大切なのです。
あらかじめ、フォロワーを増やしたり積極的に動画を投稿したりして、バズる土台作りから始めてみましょう。
バズる15秒動画を作って投稿!おすすめの動画投稿アプリ
「15秒動画を投稿したいけど、どのアプリに投稿すればいいか分からない」という人のために、おすすめの動画投稿アプリを6つご紹介します!
※今回ご紹介するアプリは無料です。
15秒動画ブームの火付け役!TikTok
出典:AppStore
動画投稿アプリ「TikTok」は、15秒動画ブームの火付け役と言っても過言ではありません。
15秒~1分の動画の撮影~投稿までこれ1つで完結できます。
話題の楽曲をBGMとして使えるほか、エフェクトや倍速などの操作も可能。
TikTokでバズった動画はたくさんあるため、勝算を上げたい人にはぴったりです。
新機能に注目!YouTube
出典:AppStore
世界最大の動画サービスとも呼ばれる「YouTube」。
2020年6月にアメリカのYouTube Help Communityにて、新機能「15秒動画作成」のテスト開始が発表されました。
今後、YouTubeで動画を撮影してそのまま投稿という編集スタイルができる可能性も。
新機能以外でも、世界各国のユーザーが集まる動画サイトですから、あらゆるテイストの動画作成にチャレンジした人におすすめです。
まだまだ進化中!Instagram
出典:AppStore
写真・動画投稿アプリ「Instagram」。
「インスタ映え」なおしゃれな動画を投稿したい人に向いているアプリです。
商品レビューやショッピングを目的としているユーザーも多いため、商品の動画広告をアップしたい人にも最適!
日常の知恵をシェア!soeasy
出典:AppStore
料理や掃除など、日常の知恵に関する15秒動画をシェアできるアプリです。
「ユーザーに役立つ画期的な動画を発信したい!」という人にぴったり!
ポエムやイラストをシェア!CTime
出典:AppStore
株式会社WCOがリリースしたSNSアプリです。
ポエムやイラスト、動画をシェアできるほか、チャットもできます。
イメージとしては、Twitterに近い感じでしょうか。
アートや日記など、自分自身の内面を表現したい人におすすめです。
好きな曲を歌って人気者に!KARASTA
出典:AppStore
カラオケが好きな人のイチオシのアプリがこちら。
J-POPからアイドル、ボカロソングなど幅広い楽曲のカラオケ動画が投稿できます。
エフェクトやキー変更、エコー設定などもできるため、このアプリ1つで歌入れ~投稿が完結します。
音楽好きの人や、歌声に自信のある人はぜひチェックしてみてください。
バズる15秒動画&広告を作って自分のコンテンツを広げよう!
バズる15秒動画を作る際は、視聴者層とマッチした動画投稿アプリを選んだり、オリジナリティのある内容を取り込んだりすることがポイントです。
話題になった動画を参考にしつつ、あなたらしい表現方法を見つけて、バズる動画や広告を作っていきましょう!