近年、市場規模が大幅な成長を遂げている動画広告。
動画広告と一口に言っても、さまざまな種類があります。
今回は動画広告の中のインストリーム広告について、初心者にもわかりやすく解説していきます。
これを読めばインストリーム広告の概要が掴めますよ!
目次
インストリーム広告って何?
インストリーム広告とは、YouTubeなどの動画サイトや、Facebook、InstagramなどのSNSで動画画面で表示される広告のことです。
YouTubeの場合は「TrueViewインストリーム広告」とも呼ばれます。
YouTubeで動画を再生すると、動画の最初や途中で広告が始まることがありますよね。
あの広告がインストリーム広告です。
ただし、インストリーム広告でも6秒で終了するものについては別途「バンパー広告」と呼ばれます。
インストリーム広告とバンパー広告は認識がよく混ざってしまいがちなので、「6秒の広告はバンパー広告」と覚えておくとよいでしょう。
インストリーム広告には種類がある?
インストリーム広告には、広告が流れるタイミングによって以下3つの種類に分かれます。
- プレロール広告
再生動画が始まる前に流れるインストリーム広告 - ミッドロール広告
再生動画の途中で流れるインストリーム広告 - ポストロール広告
再生動画が終わった後に流れるインストリーム広告
さらに、視聴者が途中でスキップできるものはスキッパブル広告、スキップできないもの(最後まで視聴させられるもの)はノンスキッパブル広告と呼ばれます。
たとえば、再生動画の途中で流れるスキップできない広告は「ミッドロール広告のノンスキッパブル広告」となります。
スキッパブル広告は、YouTubeの場合は5秒間視聴すればスキップできる仕様になっています。
インストリーム広告の長さは?
インストリーム広告の長さには制限はありませんが、YouTubeを運営しているGoogleは12秒〜3分の長さを推奨しています。
また、実際世に出ている広告を見ると、15〜30秒の長さのものが多くなっています。
これは、広告が12秒に満たないとYouTube上で再生回数にカウントされず、逆に長すぎると視聴者に離脱されてしまう確率が上がるためです。
また、YouTube側の制約で、15秒を超える長さのノンスキッパブル広告は流すことができません。
インストリーム広告の課金のしくみは?
YouTubeでは、インストリーム広告の課金のしくみはスキッパブル広告かノンスキッパブル広告かで変わります。
スキッパブル広告の場合
視聴者が広告を30秒間視聴するか、途中で広告のリンクをクリックした際に料金が発生します。
この課金方式は「CPCV課金制」と呼ばれます。
ノンスキッパブル広告の場合
視聴者が広告を再生した回数に基づいて料金が発生します。
広告の単価はジャンル、チャンネルなどによって変わってきます。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
YouTubeの広告料金はいくら?目安や費用対効果、成功のポイントを解説
インストリーム広告のメリットは?
インストリーム広告は動画再生画面の全体を使って大きく表示されるため、バナー広告などに比べて視聴者の印象に残りやすく、ブランド訴求力が高くなります。
現在の広告フォーマットの中で最も情報量が多く、主流になっている広告と言えるでしょう。
また、YouTubeでは5秒間はほぼ確実に視聴してもらえる上、5秒でスキップされれば料金は発生しないというのも出稿側にとって大きなメリットです。
5秒でしっかり視聴者に印象づけられる広告を出せれば、費用対効果はかなり高くなります。
インストリーム広告のデメリットは?
インストリーム広告はブランド訴求力が高いからこそ、出稿側は映像や音楽などにこだわり、クオリティーの高い動画を制作します。
また、YouTubeで流れる場合は5秒でスキップされてしまう可能性が高いため、5秒でいかに視聴者の興味を引きつけるかの工夫も重要になります。
単純な広告だと見劣りしてしまったり、狙い通りの効果が得られないため、制作にはスキルとコストが必要なのが難点と言えるでしょう。
サムシングファンの動画広告制作についてはこちら
まとめ:インストリーム広告を制するものは動画広告を制す!
以上、インストリーム広告の特徴を解説してきました。
インストリーム広告は、急成長を遂げている動画広告市場の中でも最も注目されている広告フォーマットです。
出稿側はもちろん、自身の動画に広告を表示させる側にとっても、特徴をしっかり掴んだ上で活用することが非常に重要です。
インストリーム広告を正しく理解して、動画広告全盛時代の波に乗っていきましょう!
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