「動画広告って本当に効果あるのかな……」
と悩む方は多いのではないでしょうか。
動画広告の効果を知るには、実際に取り組んでいる企業の事例を知るのがおすすめです。
近年は5Gの登場などインターネット環境が発達したこともあり、動画広告に取り組む企業が少なくありません。
実際に商品の認知度アップなどに成功しているところも多く、プロモーションや採用活動などの手助けをしてくれる可能性は高いです。
そこで今回は、
- 動画広告の成功事例【YouTube、Instagram、Twitter、Facebook】
- 動画広告の種類
- 動画広告を成功させるポイント
を順に紹介します。
今回の記事を参考に、動画広告の概要をつかんでいきましょう!
目次
動画広告の成功事例と効果:YouTube編
最初に、YouTubeにおける動画広告で成功した事例として、
- 日清
- ダンボール・ワン
- ミックコスモ
- 婚活フリーパス
- 積和不動産
の5つを紹介します。
事例1:日清【プロモーション】
カップヌードルなどの食品を製造する日清は、YouTubeの動画を通して海外におけるカップヌードルの知名度や認知度アップに取り組んでいます。
動画は以下の2つです。
こちらの動画はテニスの錦織選手がサムライとなり、ニューヨークに到着するところからスタート。
着物と刀のままテニスの試合に参加し、観客を驚かせました。
最後には、錦織選手がカップヌードルを食べるシーンも収録されています。
サムライ編は南米のブラジルに甲冑を着た侍があらわれ、ブラジルの人々とサッカーをするもの。
重いはずの甲冑を着ながらサッカーの足技を披露し、現地の人々の注目を浴びています。
主にYouTubeで公開されたものですが、アメリカやブラジル、台湾など世界各国から反響がありました。
その結果、海外におけるカップヌードルの認知度アップに成功しています。
事例2:ダンボール・ワン【採用】
石川県にある株式会社ダンボール・ワンは、ダンボールや梱包資材の製造と販売をする企業です。
1978年の創業から成長を続けて県内の優良企業といわれていましたが、若者の採用活動は活発ではありませんでした。
そこで2018年、YouTubeの動画広告を使った初めての新卒採用に取り組んでいます。
ダンボール・ワンの動画広告の大きな特徴は、「RPG風の動画で若者の興味を集めたこと」。
社長が自らモンスターになって登場するなど、ユニークな社風を表現しています。
その結果、再生回数は15日間で約15万1,000回を記録し、2018年度の新卒採用には28名の応募がありました。
ダンボール・ワンの社長は「動画広告は予算に合わせて内容を決められるので、自社のニーズに沿っていた」とも述べています。
【出典】Google オンライン広告活用事例「株式会社ダンボール・ワン様」
事例3:ミックコスモ【会社紹介】
ここからは弊社・サムシングファンの事例を紹介させていただきます。
まずは化粧品を製造するミックスコスモ様の会社紹介の動画です。
人気のプラセンタ化粧品の製造から出荷までの過程を1分の動画にまとめました。
新規ユーザーが興味を持つきっかけになるだけでなく、普段ご使用いただいているお客さまから「こんな風に作られているんだ!」との声もあったようです。
事例4:婚活フリーパス【プロモーション】
婚活フリーパスを提供するmachicon JAPAN様のサービス紹介動画です。
アラサーといわれる女性が、婚活を考えるタイミングや気持ちを表現し、ユーザーの共感を得られる作りにしました。
49秒の長さの中で、テンポよく見れる映像を意識しています。
事例5:積和不動産【プロモーション】
積和不動産様が提供するMAST関西の動画広告を、アニメーションを使って作成しました。
30秒の短さで検索の流れやポイントをアニメーションで表現したことで、ポイントが簡潔にまとまっています。
実はアニメーションの動画広告は、実写の動画広告ほど料金が高くありません。
数十万円ほど費用をおさえられることも多く、限られた予算でもクオリティの高い動画広告を作成可能です。
動画広告の成功事例と効果:Instagram、Twitter、FacebookなどSNS編
続いては、SNSにおける動画広告の事例として、
の3つを紹介しますね。
事例1:Milton & Goose【Instagram】
Milton & Gooseは、子ども向けのおもちゃを販売する企業です。
Milton & Gooseは、おもちゃを購入してくれたお客さまに対して「遊んでいるところを撮影してInstagramに投稿してみてはどうでしょうか」というメッセージカードを添えました。
そしてアップされた写真の中から個人が特定されにくいものを選び、公式アカウントでシェア。
お客さまによるリアルな商品の使用写真で、購入を検討しているユーザーへの信頼感を高めました。
結果として、現在の顧客の内およそ50%がInstagramを通してMilton & Gooseのおもちゃを発見するまでになっています。
事例2:トヨタ自動車株式会社【Twitter】
【閲覧注意!】
思わず声が出てしまうので、電車の中ではご注意下さい!
#金曜日の新垣さん #トヨタ #ノア ※動画は全画面でお楽しみ下さい。 https://t.co/hCPBT7GYqA
#Toyota #TOYOTA #NOAH pic.twitter.com/kxPO1NWApW— トヨタ自動車株式会社 (@TOYOTA_PR) July 21, 2017
トヨタ自動車株式会社は、女優の新垣結衣さんを起用して動画広告に取り組みました。
内容は、新垣さんが自分の奥さんになったかのように語りかけてくれるもの。
また商品を直接アピールするのではなく、実際に商品を購入した場合の生活をイメージできる内容になっています。
リアルな内容が好評を得て、リツイートは8,734回、いいねは1万9,000個の反応がありました。
事例3:ANA(全日空)【Facebook】
ANAはFacebookを使った動画広告を作成しています。
ANAはもともと、モバイルでのチケット購入数を伸ばすために動画広告を考えていました。
そこでターゲットを10ヶ国における25歳以上に設定し、彼らがよく使うFacebookでの動画広告を作成することに決定。
FacebookのタイムラインにANAの動画広告を出し、アプリなどを開いたときに目に入るようにしました。
その結果、すべての地域で売上が1.3倍に増加する結果となっています。
動画広告の代表的な種類
ここまで動画広告の事例を紹介しましたが、広告には以下の2種類があります。
- インストリーム広告
- バンパー広告
ひとつずつ解説しますね。
種類1:インストリーム広告
インストリーム広告とは、映像や音声、文字などさまざまなツールを使って作成され、画面全体に表示されるものです。
主にYouTubeなど動画サイトで使用されており、タイミングは動画の再生前、再生中などさまざま。
また動画によっては、5秒ほど表示した後にスキップできることもあります。
種類2:バンパー広告
バンパー広告とは、最大で6秒間と短いうえにスキップせずに最後まで再生されるものです。
基本的にはインストリーム広告と同じですが、ユーザーは動画広告をスキップできません。
表示時間が長くなるぶん認知度は高まりやすいですが、ユーザーにストレスを与える可能性もあります。
動画広告の種類について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ここまで動画広告の事例や種類を解説しました。
どのような動画広告に取り組むにしても、成功させるにはいくつかポイントがあります。
次で詳しくお伝えします。
動画広告の事例から見る成功のポイント3つ
動画広告を事例のように成功させるためのポイントとして、
- 動画広告の視聴者は潜在顧客であることを知っておく
- 商品やサービスについての誇張表現は控える
- 動画広告の最終的な目標を決めておく
の3つを解説しますね。
ポイント1:動画広告の視聴者は潜在顧客であることを知っておく
1つ目は「動画広告の視聴者は潜在顧客であることを知っておく」です。
動画広告を見ているユーザーは、自社の商品やサービスを知っているとは限りません。
初めて目にする人も多く、あくまで潜在顧客です。
そのため動画広告では、短い時間で商品やサービスのアピールポイントを的確に伝える構成にしましょう。
特に最初の5秒間は必ず表示される動画が多いので、その5秒にアピールポイントを入れておくのがおすすめです。
ポイント2:商品やサービスについての誇張表現は控える
2つ目は「商品やサービスについての誇張表現は控える」です。
お客さまを増やしたいからと、商品やサービスを誇張表現でより良く見せることは避けましょう。
Instagramの事例でも紹介したように、ユーザーは他の消費者の使用シーンなど、リアルな声を好みます。
誇張表現は避けて、等身大の姿をアピールしてみてください。
ポイント3:動画広告の最終的な目標を決めておく
3つ目は「動画広告の最終的な目標を決めておく」です。
動画広告に取り組むとき、最終的な再生回数や購入数など数字で測定できる目標を考えておきましょう。
目標を決めておくことで、今回の動画広告は成功だったのか失敗だったのか、判断することが可能です。
「再生回数10万回」「問い合わせ100件」など、まずは目標を考えてみてください。
また動画広告に初めて取り組む場合、動画のマーケティングや分析も兼ね備えているサービスを活用するのもおすすめです。
サムシングファンでも、「Dooonut」を提供しています。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
動画広告の事例を参考に、自社商品やサービスの認知度アップをねらう
今回は、動画広告における事例と成功のポイントを紹介しました。
事例でも紹介したように、動画広告は以下のSNSで使用されることが多いです。
- YouTube
そして動画広告に取り組むときのポイントとして、以下3つをお伝えしました。
- 動画広告の視聴者は潜在顧客であることを知っておく
- 商品やサービスについての誇張表現は控える
- 動画広告の最終的な目標を決めておく
今回の事例やポイントを参考にしながら、動画広告に取り組んでいきましょう!
弊社(株式会社サムシングファン)では、企業様の動画広告も制作しております。
まだまだ動画広告のイメージをつかみにくいという方は、以下のページも参考にしてみてください。
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