最近は、テレビよりも動画を見る人が増えています。
YouTubeやInstagram、TikTokなど動画配信ツールの普及に伴い、動画を撮影・編集する「動画クリエイター」も増加中です。
そんな中で、動画編集の仕事を副業で始める人も少なくありません。
そこで今回は、動画編集の仕事を副業で始める人のために「動画編集の仕事を副業で始めるために知っておくと良い5つのこと」についてご紹介します。
目次
動画編集の仕事内容
動画編集の仕事を副業でやるためには、まずは仕事内容について知っておく必要がありますよね。
以下の3つが動画編集の仕事内容です。
- 企画と動画の構成を考える
- 撮影する
- 撮った映像を編集する
今後の活動の参考として、それぞれの仕事内容を理解していきましょう。
仕事内容:企画と動画の構成を考える
動画編集の仕事を副業で始めるためには、動画編集の仕事についても知っておくと良いでしょう。
動画を作るときは、どのような動画にするのか企画を考えます。
クライアントから依頼を受けた場合は、クライアントが求める内容について話し合いながら企画、構成を進めます。
- 見る人が惹き付けられる内容にすること
- 何を伝えたいのかを明確にすること
上記2点を踏まえて、サービスや商品の魅力が伝わる動画を企画していくのがポイントです。
仕事内容:撮影をする
動画編集の次の仕事は、撮影です。
撮影にはスマホやカメラなど、場面に応じて使い分ける人もいるでしょう。
例えば、街中で良い映像になる題材を見つけた時は、カメラよりもスマホの方が手軽に撮影できます。
最近ではスマホでも解像度が高く、きれいな動画が撮影できます。
また、YouTubeなどは、スマホと互換性のある編集ソフトで編集作業をし、その場でアップすることも可能です。
もちろんカメラでの撮影も行います。
カメラの場合はフレームレートの単位に気を付けましょう。
フレームレートは1秒間での撮影できる枚数のことで、1秒間にたくさんの枚数の動画が撮れる方が、クリアな画像に仕上がります。
通常1秒間に30 枚の動画が撮れる30fpsに合わせて撮影するのがおすすめです。
動画撮影はカメラアングル、カメラワークなどにも気を付けて撮影しましょう。
仕事内容:撮った映像を編集する
動画編集では、実際に撮った動画をストリーに合うようにカット・編集して、音楽やテキストを入れます。
イメージ動画なら主役となる媒体に音楽や背景を組み合わせて、クライアントが求める映像に仕上げていきます。
柔らかいイメージの動画なら、エフェクトをかけたり、優しいイメージの音楽を合わせたりするなどの編集作業をすることも。
動画編集の作業は細かく時間がかかるため、使いやすいソフトを使いこなして効率よく作業しましょう。
動画編集の仕事を副業で始める方法
動画編集を副業にする際は、何から始めれば良いのでしょうか?
次の3つが、動画編集を副業で始める際のステップです。
- 動画編集を副業で始める下準備
- 動画編集のスキルを磨く
- 仕事を獲得する
それぞれのステップをチェックして、副業までの道のりをイメージしましょう。
副業始め方:動画編集を副業で始める下準備
動画編集の仕事を副業で始めるためには、さまざまな準備が必要です。
編集作業だけでなく「撮影」の技術もマスターしなければなりません。
撮影にはカメラのほか、スマートフォンが必要です。
そのほか、撮影に必要なライトや手振れ防止のジンバル、撮った動画を編集するための「編集ソフト」も準備しましょう。
※撮影機材や編集ソフトについては以下の記事もチェックしてみてくださいね。
【保存版】動画の撮影に必要な機材にはどんなものがあるの?
【用途別】動画編集に使用する加工・編集ソフトの選び方
副業始め方:動画編集のスキルを磨く
動画編集の仕事を副業で始めるときにやっておく準備の中で大変なのは、動画編集について学ぶことです。
例えば、動画を見るのは好きだから、編集も好きだとは限りません。
動画編集は時間もかかるため少しでも効率よくするためにいくつかの編集ソフトを使うことになります。
そのためにはPCの知識もなくては始まりません。
動画編集ソフトはわかりやすく簡単だといわれますが、PCのスキルがなければ使いこなすことができません。
PC用語、技術、知識を学ぶことが必要です。
学校に行ったり独学で学んだり、動画編集の仕事をしている人に教えてもらったりして、スキルを身に付けることから始めましょう。
※動画編集のやり方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので併せてチェックしてみてくださいね。
動画編集のやり方を初心者でもわかるように解説!おすすめソフトも紹介
副業始め方:仕事を獲得する
動画編集の仕事を副業で始めるためには、営業活動が必要です。
趣味として続ける必要はないですが、仕事としてお金を稼ぐならクライアントを見つけることから始めなければなりません。
クラウドソーシングサイトやSNSで営業をかけて、仕事を獲得しましょう。
今のうちに自身のポートフォリオをまとめて、営業活動をすることをおすすめします。
自身が動画編集関係の仕事に就いているのなら、最初は小さな仕事でも実績を積むことが大切です。
継続すれば実績が上がり、やがて「信頼」に繋がるでしょう。
動画編集の仕事を副業でするメリット
動画編集の仕事を副業でするときのメリットは以下の4つです。
- 在宅で仕事ができる
- 副業なので生活に支障がない
- 時間的な調整ができる
- 作品として残る喜びを実感できる
それぞれのメリットから、動画編集のやりがいや魅力をチェックしていきましょう。
副業のメリット:在宅で仕事ができる
動画編集の仕事を副業で始める場合は、いくつかのメリットがあります。
その中でも一番のメリットは、在宅ワークができることです。
副業の場合、動画編集の仕事は基本的に自宅で行います。
もちろん、出社する会社もありますが、基本的にクラウドソーシングサイトやSNSで仕事を受注しているのなら、高確率で在宅ワークです。
ダブルワークをしたいけれど外に出て仕事をするのが億劫な人や、子どもがいる人にはぴったりの働き方です。
副業のメリット:副業なので生活に支障がない
動画編集の仕事を副業で始めることのメリットは、副業のため生活が支障ないことです。
動画編集の仕事は慣れるまでは収入が安定しないケースもあります。
しかし、動画編集の仕事以外の本業でしっかりと収入があれば、生活の心配をしなくて済みます。
貯金や旅行、自分のスキルアップのための投資など、動画編集の仕事で稼いだ収入は「プラスαの収入」として自由に使えるでしょう。
動画の仕事を始めたかった人にとっては、好きなことで収入がプラスされるのは嬉しいポイントですね。
副業のメリット:時間的な調整ができる
動画編集の仕事を副業で始めることのメリットは、時間的な調整がしやすいことでしょう。
副業であることを事前にクライアントに伝えて、自分のできる仕事量を伝えたうえで納期を設定すれば、後は自分で時間調整をしながら仕事ができます。
例えば、本業後に数時間、休みの日に作業するなど、ある程度自由にスケジュールが組めるので、副業とプライベートを両立しやすいでしょう。
副業のメリット:作品として残る喜びを実感できる
動画編集の仕事を副業で始めることのメリットは、自分の好きな仕事が形となって残ります。
自身でYouTubeなどの動画配信をしている人の多くは、充実感を味わいながら動画を制作しています。
多くの人から応援されて、投稿本数が増えるたびにお金が稼げるとなると、モチベーションも上がるでしょう。
副業を続けるためには、モチベーションの維持が重要です。
動画配信サイトの視聴者や、クライアントからの評価を得ることで、意欲的に動画編集を続けられるでしょう。
動画編集の仕事を副業でするときのデメリット
動画編集の仕事を始める前にはデメリットもあります。
特に注目していただきたいデメリットは以下の3つです。
- 思うほど稼げない
- 納期に追われる
- 準備が大変
上記のデメリットから、副業をするうえでの注意点をチェックしていきましょう。
副業でのデメリット:思うほど稼げない
動画編集の仕事を副業で始めるときの一番のデメリットは、収入です。
動画編集の作業は細かなものが多く、時間がかかってしまいます。
また、クライアントからの修正があるとさらに時間がかかり、慣れるまでは手間のわりに収入が少ないこともあるでしょう。
例えば、動画編集作業では撮った動画を切ったり繋げたりする作業がありますが、たくさん撮った動画から使える動画を選び、動きが合うように切って繋げる作業は1時間から3時間はかかります。
音楽やテキストを入れる作業も、それぞれ2時間弱かかることがほとんどです。
短い10分から15分の動画を作るのに6時間以上かかってしまうので、かなりの労力が必要です。
根気よく続けるには、ある程度の精神力が問われます。
副業でのデメリット:納期に追われる
動画編集の仕事を副業で始めることのデメリットのもう一つは、納期に追われることです。
クライアントありきの仕事の場合は、納期は必ず守らなければなりません。
納期に遅れることは信用に繋がり、次の仕事の受注にも影響します。
例えば、本業が忙しく残業や休日出勤が重なってしまい、「動画編集の納期に追われて夜も寝る間もない」なんてことも少なくありません。
副業ですが「仕事は仕事」と捉えて、納期はきちんと守りましょう。
副業でのデメリット:準備が大変
動画編集を副業で始めるときのデメリットは、始める際の準備が大変なことです。
例えば、動画撮影・編集に必要な機材を持っていない人は、すべてを一から揃えなければなりません。
- カメラ
- 照明
- 動画編集のためのPC
- 動画編集ソフト
上記の機材を集めるためには、ある程度のお金がかかります。
また、PCスキルやカメラスキル、ソフトの操作方法などを学ぶことも必要です。
学校に行ったり、本やネットで勉強したりする時間も確保しなければなりません。
動画編集を一から始めるには、「お金」と「時間」がかかってしまうことを頭に入れておきましょう。
動画編集の仕事を副業でするためのおすすめソフト
動画編集を副業で始める際は、編集ソフトを使うのが一般的です。
おすすめの動画編集ソフトは以下の4つになります。
- iMove
- Filmora
- Adobe Premiere Pro
- Final Cut Pro
それぞれのソフトの特徴や、使い勝手を見ていきましょう。
おすすめのソフト①iMove
動画編集の仕事を副業で始めるために準備するものはたくさんあります。
撮影に使う専用のカメラも準備したいところですが、なかなか手が出ない人も多いでしょう。
しかし、iMoveがあればそんな心配も無用です。
iMoveはiOSのため、iPhoneとの連携ができます。
AirDropやiCloud Driveというソフトを使えば、iPhoneで撮った画像はそのままPCに送れます。
外で動画を撮影して、その場で編集作業を行い自身のSNSなどにアップすることも可能です。
仕事の休憩時間にサッと撮影して、動画をスマホでアップするという使い方もできます。
また、音楽や加工作業も手軽にできるため、難しいマニュアルに悩まされることはありません。
ダウンロードはこちら
iMovie(Apple公式ホームページ)
おすすめのソフト②Filmora
動画編集の仕事を副業で始める人におすすめの動画編集ソフトのひとつがFilmoraです。
動画編集の作業では色んな作業を同時に進行するので、その都度ビデオクリップを閉じたり開いたりすると、時間をロスしてしまいます。
Filmoraなら、1つの画面に2つ以上のビデオクリップを同時に表示できるので、作業効率が上がります。
また、動きながら動画を撮ると起こりがちな手振れを補正する機能も付いているため、「せっかく撮った動画が手振れのせいできれいに録画できない」という心配もありません。
手間を省いてカッコイイ動画が編集できるのですから、多くのユーザーから支持されるのは納得ですよね。
ダウンロードはこちら
Filmora公式ホームページ
おすすめのソフト③Adobe Premiere Pro
動画編集の仕事を副業で始める人におすすめの動画編集ソフトはAdobe Premiere Proです。
Adobe Premiere Proは ハリウッド映画の編集にも使われていることでも人気の高い動画編集ソフトです。
何が人気なのかというと、例えば、動画をより素敵に演出するために必要な音楽を付けようと思ったとき、どんな音楽にするのか考えてしまうでしょう。
せっかくの動画もイメージに合わない音楽を付けると一気にクオリティーが下がることも。
しかし、Adobe Premiere Proなら音楽がたくさん入っているAdobeStockオーディオの中から自分のイメージに合うジャンルの音楽をクリックするだけで、音楽を挿入できます。
※Adobe Premiere Proの使い方を学びたい方はこちらの記事をチェック!
<プレミアプロで動画編集>基本機能を解説(初心者向け)
ダウンロードはこちら
Adobe Premiere Pro公式ホームぺージ
おすすめのソフト④Final Cut Pro
出典:Final Cut Pro(Apple公式ホームページ)
Final Cut Proは、高品質の動画編集が人気のソフトで、動画編集の仕事を副業で始める人にはぜひ使ってほしいソフトです。
動画配信をしている人達からも支持されているのは「機能」です。
たくさんのエフェクトや音楽、テキスト、アニメーション機能が入っているため一から作り込む必要がありません。
例えば、アニメーションを作る場合は、すでにソフトに搭載されているアニメーション画像を選び、テキストを入れて選んだ画像を重ねるだけで動画が完成します。
また、エフェクト機能は昔風の画像に仕上げるセピアや絵画風に仕上げるスケッチ機能などを加えるだけで、色んな雰囲気の動画に編集できます。
楽しみながらプロのような動画を作れるでしょう。
ダウンロードはこちら
Final Cut Pro(Apple公式ホームページ)
しっかり準備をすれば動画編集を副業で稼げる!
「動画編集の仕事を副業で始めるからには、稼ぎたい」という人も多いでしょう。
好きなことをしてお金ももらえるなんて、動画好きの人にとっては嬉しいことですよね。
動画編集の仕事を副業で始める際は、動画編集を身に付けたり、必要な機材を集めたりするなど、しっかり事前準備をしましょう。
また、「クライアントと契約して動画を作る」「自分で動画配信サービスやSNSに動画を投稿する」どちらのスタイルで副業を始めるのか、事前に検討することも大切です。
スムーズに副業ができるように、今のうちに知識とスキルを身に付けておきましょう。
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