結婚式でおなじみの余興ムービー。
最近はスマホで簡単に動画編集できるようになり、ますます一般的になっています。
この記事では、結婚式で余興ムービーを流したいカップルや、友人カップルから余興ムービーの制作を頼まれた人に向けて、余興ムービーの制作手順とおすすめアイデアを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
結婚式の余興ムービーってどんなもの?
まず結婚式の余興には、大きく2つの目的があります。
- 新郎新婦の中座中にゲストが飽きないよう間を持たせる
- 新郎新婦もゲストも楽しめる余興で結婚式を素敵に演出する
近年は2の目的の余興が一般的になり、新郎新婦も含めてみんなで楽しめる企画や、結婚式をより感動的に演出するような企画が人気です。
結婚式の余興には、歌や楽器演奏、クイズ大会、漫才やモノマネ、フラッシュモブなどさまざまなものがありますが、そのなかでも特に人気なのがムービーです。
余興ムービーのメリットはたくさんあります。
まず、映像コンテンツは老若男女問わず誰もにとってわかりやすく、みんなで楽しみやすいこと。
そして、新郎新婦やゲストのシチュエーションにあわせて、さまざまな内容でムービーをつくれること。
さらに、照明を落として画面に集中する時間を挟むことで、結婚式全体の流れにアクセントが生まれ、メリハリを出す効果もあります。
それでは、余興ムービーのこのような特性を踏まえたうえで、実際の制作手順を見ていきましょう!
余興ムービーの手順1:コンセプトを決める
まず、どんなコンセプトの余興ムービーにするのかを、関係者で話し合って決めましょう。
新郎新婦はもちろんのこと、誰かに制作を依頼する場合はその人も含めて打ち合わせを行ってください。
大切なのは、制作者や身内だけでなく、ゲスト全員が楽しめるコンセプトを設定することです。
また、結婚式の中のどのタイミングで流すかによっても内容が変わってくるため、タイムスケジュールもしっかり確認しておきましょう。
もしアイデアが浮かばなければ、この記事の後半におすすめアイデア集をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
余興ムービーの手順2:自作か外注かを決める
この記事を読んでいるあなたが新郎新婦の場合は、ムービーを自分たちでつくるか、誰かに依頼するかを決めましょう。
もし自分たちに動画制作の経験がなく、周りに経験のある友人知人がいれば、依頼できた方がスムーズかもしれません。
余興のお礼は¥3,000〜¥5,000程度の現金もしくはプレゼントが一般的です。
ただし依頼する相手がムービー制作のプロの場合は、正式な仕事依頼として適切な額を支払うのが礼儀です。
相手との関係性も踏まえて、額を相談してみるとよいでしょう。
【外注の場合】余興ムービーの依頼におすすめの制作会社
周りに依頼できそうな人がいなければ、専門業者に発注することもできます。
たとえば下記の制作会社などは、格安料金でおしゃれな余興ムービーを制作してくれます。
【自作の場合】動画編集ソフトを使おう
未経験でも、思い切って自分たちでつくってみるのもおすすめです。
最近はフリーの動画編集ソフトも豊富で、スマホ一台で気軽に動画編集にチャレンジできます。
動画編集のアプリやソフトについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
【最新版!】無料で動画や写真の編集が楽しめるアプリ9選
【口コミあり】動画編集アプリのトップ10はこれ!選び方のポイントも紹介
【2021年版】iPhoneでの動画の編集はこれがおすすめ!選び方や人気アプリを大公開
余興ムービーの手順3:構成をつくる
コンセプトが決まったら、ムービーの構成をつくってみましょう。
構成とは映像制作業界でシナリオやコンテと呼ばれるもので、どんな画面をどの順番で出すか、どんな字幕やナレーションを入れるかを書き出したものです。
構成をつくらずにいきなり撮影や編集を始めてしまうと、撮影漏れが発生したり、流れがぐちゃぐちゃの映像に仕上がってしまいます。
逆に、ざっくりとでも構成ができていれば、撮影や編集がスムーズに進み、イメージ通りのムービーに仕上がる可能性が上がります。
自分たちで流れを理解できれば十分なので、簡単に画面・字幕・ナレーションを書き出してみてください。
もしイメージが湧かなければ、YouTubeなどで自分たちの求める内容に近い動画を検索して、構成の参考にしてみるのもおすすめです。
余興ムービーの手順4:必要なものを手配する
構成が決まれば、撮影しなければならないものと、準備しなければならないものが自ずと固まります。
コンセプトによって異なりますが、一般的に以下のような準備が必要です。
- 撮影機材の調達(カメラ、三脚、マイクなど)
- 撮影者への協力依頼
- 撮影対象者への協力依頼
- 撮影場所の手配
- 撮影日程のスケジューリング
- BGM素材の手配
- その他動画素材の手配
- 編集ソフトとデバイスの調達
コンセプトによっては、衣装や小物などの準備も必要になるでしょう。
特に撮影関連の物品については、撮影当日に足りないと慌ててしまうため、漏れがないようしっかり準備しておきましょう。
余興ムービーの手順5:撮影する
いよいよ撮影です。
ここで良い映像を撮れるかどうかで、ムービーの仕上がりが大きく変わってきます。
ここでは3つの撮影のポイントを紹介します。
撮影時のポイント1.できるだけ三脚を使用する
画面が固定された映像を撮影したい場合は、できるだけ三脚を使用するのがおすすめです。
小さな手ブレでも、ムービーになると見る側はかなり気になってしまいます。
撮影時のポイント2.メッセージはリラックスした状態で撮影する
撮影慣れしている人でない限り、カメラを向けられると人は緊張してしまいます。
誰かのメッセージを撮影したい場合は、まずカメラを向けていない状態で一度話してもらい、再度同じ内容を話してもらって撮影すると、比較的緊張が解けた状態で撮影できます。
撮影時のポイント3.カットを余分に撮っておく
構成段階で予定していなくても、編集の段階でカットが足りない場合が出てくることがあります。
角度違いや近距離・遠距離、違う風景など、いろいろなカットを多めに撮っておくと、編集の段階で役に立つことがあるのでおすすめです。
余興ムービーの手順6:編集する
編集は、撮影した動画や用意した動画・写真・BGMなどを切り貼りして、1つのムービーに仕上げる作業です。
ここでは3つの編集のポイントを紹介します。
編集時のポイント1.作業期間は長めに見ておく
編集作業が初めての場合は、予想以上に時間がかかってしまうこともあり得ます。
期間は余裕をもって、2週間くらいを見ておくのがおすすめです。
編集時のポイント2.メリハリを持たせる
同じ画面が長く続いたり、流れが単調になると、視聴者は途中で飽きてしまいます。
画面を適宜変えたり、流れにアクセントを持たせて、メリハリのあるムービーをつくるよう心がけてみてください。
編集時のポイント3.効果音やBGMを活用する
効果音を適宜使うことで、動画にアクセントが生まれ、視聴者の関心を引きつけることができます。
BGMも雰囲気を演出するのに効果的なので、ぜひ「これだ!」というBGMを見つけて活用してみてください。
魅力的な動画の編集ノウハウについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
動画編集のやり方を初心者でもわかるように解説!おすすめソフトも紹介
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余興ムービーの手順7:会場でテストする
つい見逃しがちですが重要な手順が、会場での試写テストです。
会場の環境や機材によって、DVDなどのメディアで流すのか、HDMIケーブルやWifi接続などで流すのかも変わってきます。
また、機材を確認していても、当日実際に流そうとする段階で何かしらの不備が発覚することもありえます。
本番までに必ず時間をとって、会場で試写を行うようにしてください。
余興ムービーのおすすめアイデア集
ここからは、結婚式の余興ムービーにおすすめのアイデア7選を紹介します。
コンセプトを決める際にぜひ参考にしてみてください。
アイデア1.メッセージリレー
ゲストから新郎新婦へ、新郎新婦からゲストへ、新郎新婦から両親へなどのメッセージをつなげるタイプのムービーです。
どちらかというと結婚式を感動的に演出したいときにおすすめです。
アイデア2.パロディー
テレビ番組、映画、CMなど、ゲストが知っている既存の映像作品を真似てつくるタイプのムービーです。
お手本があるため撮影・編集しやすく、知っている人にはほぼ確実にウケるのがメリットですが、元ネタを知らない人には全くウケないのがリスクです。
アイデア3.プロフィール
新郎新婦の生い立ちや馴れ初めをまとめて紹介するタイプのムービーです。
ゲストに新郎新婦のことをより深く知ってもらい、ゲストへの感謝の気持ちを改めて伝えるのに最適です。
アイデア4.サプライズ
新郎新婦から両親へ、新郎から新婦へ、新婦から新郎へなど、さまざまなタイプのサプライズが可能です。
どちらかというと、ただ驚かすだけでなく感動させる内容のものが好まれる傾向があります。
アイデア5.トリセツ
新郎に向けての新婦の取扱説明書や、新婦に向けての新郎の取扱説明書をまとめたムービーです。
新郎新婦のプロフィール紹介にもなり、ゲストに面白おかしく楽しんでもらいやすいコンセプトです。
アイデア6.恋ダンス
新郎新婦やゲストが、ドラマで大流行した恋ダンスをする様子をまとめたムービーです。
歌詞が結婚式にぴったりで、振り付けも比較的簡単で可愛らしく、結婚式の雰囲気を盛り上げてくれます。
アイデア7.ペンアート
ペンアートでつくったメッセージやイラストを見せるムービーです。
想像以上に手軽に撮影でき、それでいてオシャレな雰囲気を演出できるおすすめのコンセプトです。
最後に:余興ムービーで大切なポイントは?
それでは最後に改めて、結婚式の余興ムービーで大切なポイントをまとめます。
- 結婚式の参加者みんなにとってわかりやすく、楽しめるムービーにする
- 新郎新婦やゲストのシチュエーションにあったコンセプトを選ぶ
- 制作手順をあらかじめ確認し、ヌケやモレがないように進める
そして何よりも大切なのは、撮影や編集の技術に自信がなくても、新郎新婦やゲストのために精一杯真心を込めて制作することです。
結婚式を彩る素敵な余興ムービーが出来上がることを祈っています!
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