YouTubeの動画広告は、今や最も人気な広告媒体の一つです。
今回は、動画広告の出稿を検討中の方に向けて
「YouTubeの動画広告ってなに?」
「YouTubeの動画広告を広告会社に依頼するメリットは?」
といった詳細から、YouTubeの動画広告を依頼したい、おすすめの広告会社までご紹介します。
目次
YouTubeの動画広告ってなに?
前提知識として、YouTubeの動画広告とは、どのようなものかを改めて解説します。
YouTubeで動画を再生すると、本編が始まる前や動画の途中で、動画広告が再生されることがあります。
これが、YouTubeの動画広告です。
動画広告は、全てのYouTubeチャンネルで再生される訳ではありません。
チャンネル所有者が審査をクリアすると、投稿動画のなかに「広告枠」を挿入できるようになります。
チャンネル所有者が審査をクリアするためには、それなりに大きなボリュームのユーザー数・動画再生数を獲得していることが条件になります。
投稿動画をユーザーが試聴すると、視聴者のログ等をもとに「視聴者が最も関心を持つであろう広告」が自動判別・再生されます。
YouTubeの動画広告のメリットは、下記の4点です。
- ターゲットの年齢層に効率良くアピールできる
- 他のメディアに比べて配信費を抑えられる
- 自社サイトへの誘導がしやすい
- 配信後の分析が簡単にできる
ひとつずつ、詳しく説明して行きます。
ターゲットの年齢層に効率良くアピールできる
YouTubeは、数年前までは「若者向けのメディア」という印象が強い媒体でしたが、最近では10代〜60代まで、幅広い年齢層のユーザーを獲得しています。
電通の調査データによると、YouTubeを含む動画投稿サイトの利用率は、未だ若い世代が高い(10代:88%、20代:81%)ではあるものの、中高年でも約7割います(30代:76%、40代:70%、50代:68%、50代:68%)。
YouTubeの動画広告を含むWEB広告では、ターゲットの年齢層や趣味・関心事、地域を設定して配信できます。
そのため、全世界に幅広い年齢層のユーザを持つYouTubeは、どんな商材でもターゲットユーザーに効率良くアピールできる強力な広告媒体と言えるでしょう。
(出典:電通報)
他のメディアに比べて配信費を抑えられる
YouTubeの動画広告では、紙媒体やテレビCMのように、掲載するだけでお金がかかる仕組みではありません。
動画広告が30秒以上試聴されたり、ユーザにクリックされた場合にのみ配信費が発生します。
単価はYouTubeの広告メニューにより多少の差がありますが、1再生あたり3〜20円程度と安価です。
配信期間、配信費の上限なども設定できるため「想定以上に広告費用が発生してしまった」という事態も起きません。
動画の制作費用自体は10万円単位でピンキリですが、一度作ってしまえば流用可能ですし、100万単位の費用がかかるテレビCMと比べても圧倒的にコストを抑えることができます。
(出典:Google広告)
自社サイトへの誘導がしやすい
動画広告を試聴して、商材に関心を持ったユーザーは、広告をクリックすればすぐにWEBサイトへ飛ぶことができます。
広告出稿する側としては、自社サイトへの誘導がしやすいので、ユーザーの温度感が高いうちにアクション(サイト閲覧・購買行動)を促すことができます。
YouTubeの動画広告を配信する前に、誘導先のLPはしっかり整えておきましょう。
期間限定のキャンペーンを打ち出すのも効果的です。
配信後の分析が簡単にできる
YouTubeの動画広告は、配信した後の分析も簡単です。
Google社が提供している無料の分析ツールを使って、動画広告の試聴数、クリック数、ユーザーの年齢層や地域などをチェックできるので「狙ったターゲット層を、どれくらい動かすことができたか」を即時に振り返ることができます。
このように、YouTubeの動画広告は多くのメリットがあります。
YouTubeのユーザー数は、国内だけでも月間6500万人に上ります。
動画広告の配信媒体としては、テレビに匹敵するメディアへと成長し続けています。
(出典:Think with Google)
YouTubeの動画広告を広告会社に依頼するべき理由
広告会社にYouTubeの動画広告を制作してもらうメリットは、大きく3つあります。
- 品質の高い動画広告に仕上がる
- 社内外リソースの効率的な運用
- 中長期的な広告戦略
- 競合のリサーチ
- 広告の効果データ収集・分析
順番に解説していきます。
品質の高い動画広告に仕上がる
YouTubeで動画広告を配信する際は、ユーザーのアクションまで喚起できる、魅力的な動画を配信したいものです。
広告会社は、ユーザーに対して有効なアプローチ方法を分析〜提案するプロ集団です。
クオリティの高い動画を制作するための高価な撮影機材や編集ソフトも、それを使いこなす人材も揃えています。
せっかく広告に貴重な予算を投じるのですから、効果を最大化するために、ぜひプロの広告会社に動画制作を依頼しましょう。
社内外リソースの効率的な運用
前項目に通じる話ですが、広告会社に委託しない場合、動画広告の制作に社内リソースを割く必要があります。
最近は個人でも動画編集できるソフトが続々と登場していますが、ターゲットユーザーにアクションを促せるほど訴求力のある動画を、素人が制作するのは簡単なことではありません。
動画広告の制作は、スキル・センス・時間が求められる作業です。
貴重な社内リソースを最大限、効率的に運用するためにも、動画広告はプロである広告会社へ委託し、社内リソースは他の業務に充てるのが理想的です。
中長期的な広告戦略
広告会社は、幅広い業種のクライアントと取引があるので、短期的な戦略だけでなく中長期的な広告戦略も熟知しています。
依頼すれば、直近の売上だけを狙った広告戦略だけでなく、半年後〜1年後の事業展開も見据えた広告を提案してもらえます。
今後も長期的に広告を掲載したい場合は、中長期的な広告戦略を考えてくれる広告会社に相談すると、大きな成果を見込めるでしょう。
競合のリサーチ
マーケティング戦略において、競合他社のリサーチは必須です。
広告会社は、競合のリサーチも得意としています。
競合のリサーチも広告会社に依頼することで、新しい切り口での広告を検討したり、他社と差別化したアプローチを発見できる可能性があります。
広告の効果データ収集・分析
広告会社は、動画広告を配信した後の振返り分析も得意としています。
広告会社に依頼すれば、わかりやすいレポートにまとめて報告をもらうことができます。
最近では「自社でもデータを分析したい」というクライアントが増えているため、分析用のツールを提供している企業もいます。
例えば、株式会社サムシングファンでは「DOOONUT」(ドーナツ)という、動画広告の効果分析ツールを提供しており、クライアント自身で動画広告のPDCAを意識した運用が可能です。
YouTubeの動画広告を広告会社に依頼したい!失敗しない選び方
YouTubeの動画広告の制作を広告会社に依頼する際は、以下のポイントを抑えましょう。
- 実績や得意分野を確認する
- 企画・撮影・編集・データ収集などのサービス充実度
- マーケティングの知識があるか
順番に解説して行きます。
実績や得意分野を確認する
広告会社によって、得意分野があります。
例えば制作技術において、実写よりもCG・アニメーションが得意だったり、ドローンでダイナミックな映像を撮影できたり、各企業がそれぞれの強みを持っています。
動画の作風に準じて、クライアントの業種にも偏りが出ることがあります。
手っ取り早いのは、広告会社のWEBサイトで制作事例をチェックしてみることです。
制作事例をチェックすることで、動画のクオリティーや世界観、クライアント企業の顔ぶれを把握することができます。
自社と同業種・同規模のクライアントとの制作実績があれば、案件のスムーズな進捗を期待して良いでしょう。
企画・撮影・編集・効果分析などのサービス充実度
依頼したい広告会社の候補をピックアップしたら、見積もりを取りましょう。
各企業、どんなサービスにいくらかかるのかがハッキリします。
動画広告の制作工程は、大きく分けて「企画・撮影・編集・効果分析」の4段階あります。
動画は、前工程までにどこまで要件を詰め切れるかが勝負です。
後工程になるほど変更要件を加えづらくなるので、各工程で丁寧なやり取りができる会社を選ぶと安心です。
また、安さだけで選ぶのは、あまりお勧めできません。
基本的に、料金と動画のクオリティは比例するからです。
マーケティングの知識があるか
動画広告の効果は、広告会社のマーケティングノウハウが左右すると言っても過言ではありません。
優れた広告会社は、クライアントの意図を素早く、正確に理解し、潜在ニーズを掘り起こし、アイデアを理想の形へ導いてくれます。
見積もりをやり取りする中で、先方にどれくらいのレベルのマーケティング知識があるのか、積極的な提案を行う姿勢があるかどうかをぜひ、見極めてください。
YouTubeの動画広告が得意な広告会社おすすめ5選
ここからはYouTubeの動画広告が得意なおすすめの広告会社を紹介します。
各社の強みについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの広告会社は、こちらの5社です。
- 株式会社サムシングファン
- 株式会社リスティングプラス
- 株式会社メディックス
- エヴリ・チューンズ株式会社
- 株式会社Crevo
株式会社サムシングファン
出典:サムシングファン
■会社所在地
東京オフィス 東京都千代田区九段南3-1-1 久保寺ビル7階
大阪オフィス 大阪府大阪市福島区福島1-4-40 JBSL梅田ビル 4F
株式会社サムシングファンは広告会社ではなく動画制作会社となりますが、動画広告のクオリティが抜群。
独自のスタジオ設備や屋外での撮影、2Dや3DのアニメーションやCGなども得意としており、ビジュアル面でのアプローチを重視したい方におすすめです。
独自の動画マーケティングツール「DOOONUT(ドーナツ)」もあわせて利用したいところです。
株式会社リスティングプラス
出典:リスティングプラス
■会社所在地
東京都新宿区西新宿6-24-1西新宿三井ビルディング4階
株式会社リスティングプラスは、豊富な広告運用の実績から、特定のユーザーにターゲッティングをしたピンポイントにアプローチができます。
さらにYouTubeの動画広告以外の広告手法の組み合わせも得意としているので、相乗効果でたくさんのアクセスが集められます。
無料の相談もできるため、動画広告がどんなものなのか知りたいという方におすすめ。
株式会社メディックス
出典:メディックス
■会社所在地
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング 19F
株式会社メディックスは、ワンストップでの動画制作を依頼できるのが魅力です。
アカウントプランナーが統括して総合的な戦略を考え、広告運用、制作、解析をそれぞれのエキスパートが担当します。
最初から最後まで一人の担当者が請け負ってくれるため、コミュニケーションロスが少ないのも大きな魅力です。
動画制作から広告運用まで全てを任せたいという方におすすめです。
エヴリ・チューンズ株式会社
出典:エヴリ・チューンズ
■会社所在地
愛知県名古屋市中区松原二丁目2番33号TOHBI BUILDING 4F
エヴリ・チューンズ株式会社は、最低限の予算で効果を最大限に発揮できる動画広告を制作してくれるのが魅力です。
エリアマーケティングにより、配信スケジュールなども最適に調整。
動画制作から運用までを一任して行い、分析までしっかり行ってくれます。
安い価格でYouTubeの動画広告を一度試して見たいという方におすすめです。
株式会社Crevo
出典:Crevo
■会社所在地
東京都渋谷区円山町28-1渋谷道玄坂スカイビル4階
株式会社Crevoは動画制作のプロフェッショナルです。
国内外の約5000名のクリエイターネットワークを駆使し、得意なクリエイターに割り振ることで、短納期、高品質な広告動画の制作が可能です。
「最初の5秒でインパクトを残す」ことに強い信念を抱いている、心強いパートナーです。
YouTubeの動画広告は気軽に始められる
いかがでしたでしょうか?
YouTubeの動画広告は、初めてでも気軽に挑戦しやすく、効果を期待できる広告媒体です。
売上アップやブランディングをご検討中の方は、ぜひ広告会社の力も借りて、YouTubeの動画広告に挑戦してみましょう。
ブランディング、動画マーケティングについて学びたい方は、下にあるバナーの「企業向け動画マーケティングの教科書」をチェックしてみてください。