オンラインツール「Zoom(ビデオ)ウェビナー」はセミナーや講義などで利用されています。
日本でも近年ウェビナー開催件数も増えてきました。
ウェビナーでは配信ツールとしてzoomウェビナーが使われていることが多いのですが、zoomミーティングとは使い勝手が少し異なる部分もあります。
初めて使う場合は少しわかりづらい部分もあると思います。
本記事ではウェビナーに参加する時や開催する時など、Zoomウェビナーの使い方や参加方法、アンケート機能の使い方、よくあるトラブルの対処法についてご紹介します。
料金プランや「Zoomミーティング」との違いも一緒に解説するため、今後の利用を検討している方はぜひチェックしてみてください。
目次
【参加者向け】デバイス別Zoomウェビナーの参加方法
参加者の目線でZoomウェビナーに参加する方法を解説します。
スマートフォン、タブレット、パソコンなどのデバイスで参加できるzoomですが、それぞれ参加方法が微妙に異なっています。
ウェビナーのURLが届いたらすぐに実践してみましょう。
ここではデバイス別に参加用URLが届いた後の参加方法をご紹介します。
スマートフォンで参加する方法
①届いたURLをクリックする
ホストから届いたURLにアクセスします。
URLは「ウェビナーID」を入力するリンクの場合と、「ウェビナーID」の入力が不要な登録画面が表示されるリンクのどちらかが届きます。
②アカウントを登録/IDを入力する
登録画面が表示されるリンクの場合は必要であればお名前やメールアドレスを登録し、参加します。
「ウェビナーID」を入力するリンクの場合は、9桁のミーティング ID / webinar IDと必要があれば名前とメールアドレスを入力して完了です。
9桁のミーティング ID / webinar IDは届いたメールに記載されていることがほとんどです。
タブレットで参加する方法
①届いたURLをクリックする
ホストから届いたURLにアクセスします。
URLは「ウェビナーID」を入力するリンクの場合と、「ウェビナーID」の入力が不要な登録画面が表示されるリンクのどちらかが届きます。
②アカウントを登録/IDを入力する
登録画面が表示されるリンクの場合はお名前やメールアドレスを登録し、参加します。
もちろんアカウント作成は無料です。
登録は任意ですが、セミナーによっては「Zoomの登録者のみ参加」と設定されてるケースもあります。
さまざまなセミナーや講義、配信イベントに参加する場合はアカウントを作成しておくことをおすすめします。
また、事前に別のフォームにお名前やメールアドレスを入力したことがある場合は本人確認のための登録になりますので、事前に入力したものと同じ名前やメールアドレスを入力するようにしましょう。
「ウェビナーID」を入力するリンクの場合は、9桁のミーティング ID / webinar IDと必要があれば名前とメールアドレスを入力して完了です。
ミーティング ID / webinar IDは届いたメールに記載されています。
③登録完了画面のリンクをクリックする
情報を登録すると、「ウェビナー登録が完了しました」という画面が表示されます。
画面内の「このURLをクリックして参加してください」に記載されたリンクをクリックしてください。
すでにZoomアプリをダウンロードしている場合は、画面上部に表示されるダイアログの「zoom.usを開く」をクリックすると、ウェビナールームに入室できます。
Zoomアプリをダウンロードしていない場合はダイアログを閉じて「ブラウザから参加してください」の文字をクリックしましょう。
zoomが開いて待機室画面になります。
待機室画面になったら始まるのを待つだけです。
Zoomのアプリのインストールは必須ではありません。
Zoomを頻繁に使う場合は、インストールしていた方がスムーズです。
パソコンで参加する方法
①届いたURLをクリックする
ホストから届いたURLにアクセスします。
URLは「ウェビナーID」を入力するリンクの場合と、「ウェビナーID」の入力が不要な登録画面が表示されるリンクのどちらかが届きます。
②アカウントを登録/IDを入力する
登録画面が表示されるリンクの場合はお名前やメールアドレスを登録し、参加します。
もちろんアカウント作成は無料です。
登録は任意ですが、セミナーによっては「Zoomの登録者のみ参加」と設定されてるケースもあります。
さまざまなセミナーや講義、配信イベントに参加する場合はアカウントを作成しておくことをおすすめします。
また、事前に別のフォームにお名前やメールアドレスを入力したことがある場合は本人確認のための登録になりますので、事前に入力したものと同じ名前やメールアドレスを入力するようにしましょう。
「ウェビナーID」を入力するリンクの場合は、9桁のミーティング ID / webinar IDと必要があれば名前とメールアドレスを入力して完了です。
9桁のミーティング ID / webinar IDは届いたメールに記載されていることがほとんどです。
③Zoomを開く
すでにZoomアプリをダウンロードしている場合は、画面上部に表示されるダイアログの「zoom.usを開く」をクリックすると、ウェビナールームに入室できます。
Zoomアプリをダウンロードしていない場合はダイアログを閉じて「ブラウザから参加してください」の文字をクリックしましょう。
待機室画面になったら始まるのを待つだけです。
【参加者向け】Zoomウェビナーでよくあるトラブルと対処法
zoomウェビナーは、豊富な機能がある反面、設定や機器の問題でトラブルとなってしまう場合もございます。
ここでは、よくあるトラブルとその対処法について解説します。
①参加用のURLが届かない
ウェビナーに参加するためには、参加用URLが必須です。
しかし、前日までにURLが届かない場合は何かしらのトラブルが起こって届いていないという可能性があります。
参加用URLが届かない原因として多いのは以下の3点です。
- 主催者のメール配信忘れ
- メールは配信済だが、迷惑メールフォルダに振り分けられている
- URLが当日に送られてくる予定になっている。
いずれも主催者に確認することで解決できますので、まずはご自身の迷惑メールフォルダにメールが入っていないか確認し、主催者に参加用URLが届いていないことを伝えるようにしましょう。
②音声が聞こえにくい
zoomに参加していると、急に音声が聞こえづらくなってしまうことがあるでしょう。
原因としては以下2点のうち、いずれかが考えられます。
- 設定でスピーカーがミュートになっている
- イヤホンなどのデバイスが故障している
原因がわからない場合は、まず「オーディオ設定」からスピーカーテストを実施しましょう。
スピーカーテストで問題がなければ、デバイスの基本設定でスピーカーがミュートになっているなど設定の問題である可能性があります。
スピーカーテストでも問題が発生する場合は、イヤホンの接続不良などの機器の問題である可能性があります。
考えられる原因に沿って使用しているイヤホンを変更したり、設定を変更するなどで対処しましょう。
③Zoomが急に落ちてしまった
突然zoomが落ちてしまうと焦ってしまいますよね。
zoomは参加者側のデバイスや通信環境の問題により強制終了となってしまう可能性があります。
そのような時は以下のような対処法を試してみましょう。
- Zoom以外のアプリを終了してからzoomを再起動させる。
- Zoomアプリのバージョンを最新バージョンにアップデートする
- 電波強度の強い場所に移動する
- 別のデバイスで再接続する
ホストが禁止の設定にしていなければ再入室が可能ですので、落ちてしまった場合はホストに再入室可能か確認してみましょう。
Zoomウェビナーは開催者にも便利なツール
Zoomウェビナーは、アメリカに本社を構える企業「Zoomビデオコミュニケーションズ」が提供しているWebサービスの一つ。
そもそもウェビナーとは「ウェブ」と「セミナー」をかけ合わせた言葉です。
名前の通り、ウェブ上でのセミナーや講義、配信イベントを行う際に使われています。
そんなウェビナーでよく使われているツールであるZoomウェビナーで使用できる機能や料金、Zoomミーティングとの違いについてチェックしてきましょう。
Zoomウェビナーでできること
まず前提として把握してほしいのは、Zoomウェビナーでは参加者の役割が「ホスト」「パネリスト」「視聴者」の3つに分かれているという点です。
主催者であるホストは有料アカウントになります。
それぞれの役割の特徴を大まかに解説します。
- ホスト…ウェビナーのすべての権限を持つ。スケジュール管理や投票、ウェビナーの開始や終了が操作できる。
- パネリスト…ホストから選ばれた講師やサポーター。ビデオや画面の共有、注釈の送信が可能。
- 視聴者…ホストからURLをもらって参加するメンバー。視聴のみで、画面の操作や共有はできない。
簡単に説明すると「ホストとパネリストが主催するセミナーや配信イベントに観客を招待する」ツールです。
そのほか、次のような機能も利用できます。
- QAやチャットで質問・回答
- 最大100~10000人が参加できる
- Facebook、YouTubeでのライブ配信
- クラウド記録、ローカル記録
- 録画配信
- レポート作成、分析
- ホストは参加者をミュートや削除できる
- アンケート(投票)機能
- 字幕の入力
- 挙手機能
上記のように、セミナーや配信イベントに必要な機能はほとんど揃っています。
視聴者は登録やアプリのダウンロードをしなくても、URLさえあれば参加できるため、スムーズにイベントを始められるでしょう。
スマホやパソコン、タブレット端末など、さまざまなデバイスで利用できるのも大きなポイントです。
Zoomウェビナーの料金
Zoomウェビナーのホストは無料プランと有料プラン、どちらかを選択して登録します。
無料プランの場合、1回40分で最大100人規模のセミナーを実施できます。
一方、有料プランでは時間制限なしで最大100~10,000人の参加が可能です。
長時間や大人数でのセミナーを頻繁に行う場合は、有料プランの加入がおすすめ。
以下、有料プランの内容と料金をまとめたものです(2022年1月現在)
有料プラン | ライセンス | 料金 |
---|---|---|
Pro | 1-9 | 20,100円/年/ライセンス |
Business | 10-99 | 26,900円/年/ライセンス |
Enterprize | 50+ | 32,300円/年/ライセンス |
また、有料プランは参加者の人数の料金も発生します。以下、参加者100~10000人の利用料金です。
参加人数 | 月払いの場合 | 年払いの場合 |
---|---|---|
500人 | 10,700円/月 | 7,733円/月 |
1,000人 | 45,700円/月 | 38,083円/月 |
3,000人 | 133,100円/月 | 110,883円/月 |
5,000人 | 334,700円/月 | 278,883円/月 |
10,000人 | 872,300円/月 | 726,883円/月 |
有料プラン加入の際は、ホストが「基本料金+参加人数の料金」の合計額を負担します。
プランや人数によって金額が異なるため、セミナーの規模やホスト人数に合ったプランを選びましょう。
最新情報はこちらをご確認ください:「Zoom公式ホームページ プラン」
Zoomミーティングとの違い
オンライン会議ツール「Zoom」には、ウェビナーのほかに「Zoomミーティング」と呼ばれるWeb会議サービスがあります。
ウェビナーとミーティングは、次のような違いが見られます。
-
ウェビナー…ホストが画面を操作。参加者は視聴のみ、基本的に画面には参加者が映らない。
-
ミーティング…参加者全員が画面を共有、ビデオや音声をONにできる。参加者同士で顔が見られる。
つまり、ミーティングは「全員で画面と音声を共有するコミュニケーションツール」で、ウェビナーは「主催者の配信を参加者が視聴者するツール」と言えます。
【開催者向け】Zoomウェビナーを初めて開催する方法
Zoomウェビナーの基本的な使い方をご紹介します。
ここではホスト目線(有料アカウント)で手順を解説していくため、今後セミナーや講義の主催者を担う人はぜひチェックしてみてください。
初めての方でもわかりやすく解説いたします。
①Zoomウェビナーのプランを選ぶ
まずは公式ホームページにアクセスして、無料プラン、もしくは有料プランを選びましょう。
②アカウントを作成
次はアカウントを作成します。
生年月日やメールアドレスなどを入力するだけで完了します。
③スケジュールを設定する
続いてスケジュールの設定に移ります。
- サインインしたら、左枠にあるメニューから「ウェビナー」を選択
- 上部の「ウェビナーをスケジュールする」を選択
セミナーの設定を行います。
設定 | 内容 |
トピック | セミナー名 |
説明 | セミナーの内容、説明 |
開催日時 | セミナーの開催日、時間 |
所要時間 | セミナーにかかる時間 |
タイムゾーン | 大阪、札幌、東京から選択 |
参加者の登録の有無 | チェックを付けると参加者が氏名やメールアドレスを入力する仕組みになる |
次は、細々した設定を行います。
設定 | 内容 |
ウェビナーパスワードの有無 | ONにすると視聴者が参加するときにパスワードを入力する |
ビデオ | ONにするとホストやパネリストの顔や表示画面が映る |
音声 | スマホやパソコンで参加する場合は「コンピュータのオーディオ」にチェック |
質疑応答 | セミナー中に質疑応答を加える際はチェック |
実践セッションを有効にする |
セミナー前にカメラテストやマイクテストができる |
認証されているユーザーしか参加できません | サインインしているユーザーのみ参加させたい場合はON(アカウントがない人を参加させる場合は選択なし) |
ウェビナーをオンデマンドにする | セミナーが終わった後に録画を配信する場合はON |
④パネリストを招待する
次はパネリストを招待しましょう。
- 「マイウェビナー」にログイン
- 「トピック」を選択
- 招待状タブの「パネリストを招待」の「編集」を選択
- パネリストの名前とメールアドレスを入力して「保存」
複数のパネリストを追加する場合は、「別のパネリストを追加」を選択しましょう。
⑤参加者を招待する
参加者を招待する場合は、招待状タブの登録URLをコピーしてメールで送信します。
⑥ホストがウェビナーを開始
ホストはウェビナー一覧にある「参加」を選んでください。
その後「Zoom.usを開きますか」と表示されたら、「Zoom.usを開く」を選択しましょう。
次に「どのように音声会議しますか?」と表示されたら、「Zoomのコンピューターオーディオに参加する」を選択。
「ビデオの開始」をクリックすればセミナーが始まります。
⑦参加者がURLにアクセス
ホストから登録URLが届いたら、参加者がURLにアクセスしてセミナーが開始します。
アクセスの際に、ウェビナーへの登録が必要な場合は、参加者は名前とメールアドレスを入力してから参加します。
【開催者向け】投票に便利!Zoomウェビナーのアンケート機能の使い方
Zoomウェビナーには便利な「アンケート(投票)機能」が付いています。
アンケート機能では、ホストが視聴者やパネリストに対して質問を投げかけ、回答を集められます。
セミナーでアンケートや評価などを回収する際はぜひ活用してみてください。
①投票タブを開く
まずは「投票」のタブを選びます。
②セミナーを選んで「編集」「追加」を選択
投票タブの中からセミナーを選んで、「編集」もしくは「追加」を選択します。
③質問文と選択肢を記入して保存
質問文は最大10問まで設定できます。
質問や選択肢を入力して、保存しましょう。
④投票結果が通知される
自動で投票を集計してくれるため、通知をチェックしましょう。
Zoomウェビナーを活用して快適に参加しよう!
Zoomウェビナーは、ホストがパネリストや視聴者を招待して、セミナーや配信イベントが実施できる便利なツールです。
初めてウェビナーを開催する担当者様も初めてウェビナーに参加する参加者様も、今回ご紹介した基本的な使い方や参加方法、配信中のトラブルへの対処法やアンケート機能の使い方を参考にして、Zoomウェビナーを快適に使いこなしましょう。
※参考URL
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